
はじめに
私の息子は、プロ野球選手になるという大きな夢を抱いています。
その夢を実現するためには、どれほどの努力と練習が必要なのでしょうか。
調べたところ、明確な情報は見つかりませんでした。
そこで、息子の成長記録を基に、プロ野球選手になるためには、どのような練習が必要で、どのくらいの練習量が必要かを紹介したいと思います。
この記録が、同じ夢を持つ他の方々の参考になれば幸いです。
もし息子がプロ野球選手になることができなかった場合、それ以上の練習量が必要であると考え、参考にしていただきたいです。
一日のスケジュール
| 6時 | 起床 |
| 7時 | バッティング練習 |
| 7時30分 | 登校 |
| 16時 | 宿題 |
| 17時 | 野球の練習 |
| 18時 | 入浴 |
| 19時 | ストレッチ |
| 19時10分 | 休憩 |
| 20時 | 就寝 |
毎日、上記のような生活をしています。
連休や家族旅行で、数日まるごと野球の練習を休ませる。そう決めたあとで、「休んだら下手になるかも」「みんなは練習しているのに」と、親のほうが落ち着かなくなることはありませんか。
この記事では、数日まるごと休んでも大丈夫と言える理由と、休み中に気をつけたいこと、そして休み明けの戻し方をまとめました。わが家で5日間の完全オフ明けにスイング速度を測った実測値も載せています。動画版もあわせてどうぞ。
結論:数日なら、休んでも大きくは落ちにくい
先に結論を3つにまとめます。
- 数日休んだくらいでは、力や速さは大きく落ちにくいと言われている
- 休み中に気をつけたいのは、練習より寝る時刻と起きる時刻
- 休み明けは、いきなり元の量に戻さず近い距離・軽い力から始める
休むことを怖がって、旅行の前後に練習を詰め込む必要はありません。むしろ、休みの前後で量を急に増やすほうが、体には負担になります。

休むことも、練習のうち
体は、練習している時間ではなく、休んでいる間に修復され、強くなっていきます。練習で使った筋肉や関節は、休む時間があってはじめて回復します。成長期の子どもは、その間に骨も育っています。
毎日のように練習を続けていると、本人も気づかない疲れや、気持ちの疲れが少しずつたまっていきます。「2〜3日動いたら1日休む」がひとつの目安と言われますが、ふだんの週の中ではなかなか思いきって休めない家庭も多いはずです。連休や長期休みは、その休みをまとめてとれる貴重な時間だと考えてみてください。

数日では、そんなに落ちない
「休むと体力が落ちる」というのは本当ですが、落ち方には順番があります。
- 約4週間休んでも速さは同じだった:若い選手が約4週間、決まった練習をせずに散歩や軽い運動だけで過ごしても、脚の筋力や短い距離を走る速さは落ちなかった、という研究があります
- 先に落ちやすいのはスタミナ:休んで最初に落ちやすいのは、長く動き続ける力だと言われます。休み明けに「すぐ息が上がる」のは自然なことで、数日で戻ることが多いです
- 技術は数日では消えない:何百回、何千回とくり返して体で覚えた投げ方や打ち方は、数日で消えてしまうものではありません
ただし、成長期の子どもを対象にした研究はまだ多くありません。「何日休んでも大丈夫」と言い切れるものではないので、数日〜1週間ほどの休みなら心配しすぎなくてよい、という目安として受け止めてください。

わが家の実測:5日間の完全オフ明け
わが家では夏休みに、5日間まるごと野球の練習を休んで家族旅行に行きました。バットもグローブも持たず、旅先の食事も思いきり楽しみました。
旅行から帰った翌日、練習を再開した日に、フォームの動画撮影とあわせてスイング速度を測りました。
- 兄:122km/h(休む前の7月)→ 124km/h(休み明け)
- 弟:97km/h(休む前の7月)→ 95km/h(休み明け)
使ったバットなど、計測の条件はそろっていないので、伸びた・落ちたとは言えません。それでも、5日間まったく練習しなかった直後に、休む前とほぼ同じ水準の数字が出たのは確かです。
「休むと下手になる」という不安は、実際に測ってみると和らぎます。スイング速度や球速を測れる環境があれば、休み明けに一度測ってみるのもおすすめです。

休み中に守るのは、練習より「寝る時刻」
休み中、練習のことより気にしてほしいのが、寝る時刻と起きる時刻です。旅行や帰省では、夜ふかしや朝寝坊が続きがちです。生活のリズムが崩れると、休んでいるはずなのに疲れが抜けにくくなります。
- 寝る・起きる時刻を大きく崩さない:いつもより少し遅くなっても、1〜2時間以内にとどめるつもりで
- 回復は寝入りの深い眠りで進む:体を育てる成長ホルモンは、寝入ってから最初の深い眠りの間に多く出ると言われます
- 寝る前の画面は控えめに:旅先のホテルや親戚の家でも、寝る前のゲームや動画は早めに切り上げます
わが家でも、旅行のあった週も就寝時刻は大きく崩さずに過ごしました。休み明けの数字が落ちなかったのは、こうした生活のリズムも関係していたのかもしれません。

練習ゼロでも、体は動いている
練習がゼロの日でも、子どもの体は止まっていません。旅先で歩く、海やプールで泳ぐ、公園で走り回る。こうした遊びは、全身を使う立派な運動です。わが家の旅行でも、1日に1万歩をこえる日がありました。
休養日を「何もしない日」と考えず、生活や遊びの中の動きが体を支えていると考えると、思いきって休ませる判断がしやすくなります。
ただ、遊びすぎて疲れきって帰ってくることもあります。旅行の最終日は予定を詰めず、お風呂や昼寝でゆっくり過ごす「回復の日」にしておくと、休み明けの練習に疲れを持ちこみにくくなります。

休み明けは「距離→強さ→量」の順に戻す
休み明けにやりがちなのが、「休んだぶん、今日はたくさんやろう」と、いきなり休む前と同じか、それ以上の量をやらせることです。数日でも休んだあとの体は、動きの感覚が少しずれていることがあります。
- 1日目は近い距離・軽い力:近い距離のキャッチボールや、ゆるいトスのバッティングから始めます
- 距離→強さ→量の順に上げる:まず距離を伸ばし、次に強く投げる・強く振る、最後に球数やスイング数を増やします
- 2〜3日かけて元の量へ:1日で全部戻そうとしないのがコツです
休み明けに筋肉痛が出るのはよくあることです。ただし、筋肉痛と痛みは分けて考えてください。肩やひじ、腰などに痛みがあるときは、無理をさせずに休ませます。

※痛みが続くとき、休んでも引かないときは、無理をさせずに専門家(整形外科・スポーツ医など)に相談してください。
休みの前後の、親の声かけ
休みの効果を左右するのは、実は親の一言です。
- 休む前に「休むのも練習のうちだよ」:先に伝えておくと、子どもは罪悪感なく思いきり休めます
- 休み明けの「休んだぶん、取り返そう」→「今日の体はどう?」
親のほうが不安そうにしていると、子どもも落ち着いて休めません。休み明けに「取り返そう」と言うと、子どもは量を詰め込みたくなります。代わりに「今日の体はどう?」と聞いて、本人の感覚から練習を始めてみてください。「ちょっと重い」と言えば軽めに、「すっきりしている」と言えば少しずつ上げていけば大丈夫です。

まとめ:休むことを、怖がらない
- 数日では大きく落ちにくい(わが家でも、5日間の完全オフ明けのスイング速度はほぼ同じ水準)
- 休み中も寝る時刻は崩さない(最終日は予定を詰めず、回復の日に)
- 休み明けは近く・軽くから(距離→強さ→量の順に、2〜3日かけて。痛みがあれば休む)
次の連休、思いきって休ませてみませんか。不安なら、休み明けに一度測ってみてください。

▼動画はこちら(チャンネル登録も歓迎です)
https://www.youtube.com/watch?v=VoNLO7VL1Ww












