
はじめに
私の息子は、プロ野球選手になるという大きな夢を抱いています。
その夢を実現するためには、どれほどの努力と練習が必要なのでしょうか。
調べたところ、明確な情報は見つかりませんでした。
そこで、息子の成長記録を基に、プロ野球選手になるためには、どのような練習が必要で、どのくらいの練習量が必要かを紹介したいと思います。
この記録が、同じ夢を持つ他の方々の参考になれば幸いです。
もし息子がプロ野球選手になることができなかった場合、それ以上の練習量が必要であると考え、参考にしていただきたいです。
一日のスケジュール
| 6時 | 起床 |
| 7時 | バッティング練習 |
| 7時30分 | 登校 |
| 16時 | 宿題 |
| 17時 | 野球の練習 |
| 18時 | 入浴 |
| 19時 | ストレッチ |
| 19時10分 | 休憩 |
| 20時 | 就寝 |
毎日、上記のような生活をしています。
ボールが来た瞬間に顔をそむける。目をつぶる。体が横に逃げる。そんなわが子を見て、思わず「怖がるな!」「しっかり見ろ!」と声が大きくなってしまったことはありませんか。
この記事では、子どもがボールを怖がるときに親はどこを見て、何と声をかけ、どんな順番で練習すればいいのかをまとめました。体で止める捕球の練習で「逃げ」が半分ほどあった弟が、約1週間でピッチャーくらいの距離から止められるようになった、わが家の実例も載せています。動画版もあわせてどうぞ。
結論:怖さは、押さずに段階で近づける
先に結論を3つにまとめます。
- 怖さを打ち消さず認める:「怖くないよ」ではなく「怖いよね」から始める
- よけ方を先に教える:当たりそうなときの体の守り方が分かると、前に出られる
- 段階を戻してでも成功で終える:できなければ1つ前に戻し、「できた」でその日を終える
怖さを気合いで押し切らせるより、段階をつけて少しずつ近づけるほうが、結果的に早く前に出られるようになると言われています。

まず見る:怖さが出ているサイン
「下手だから捕れない」のか「怖いから捕れない」のかで、かける言葉も練習もまったく変わります。まずは、怖さが出ているかどうかを見分けましょう。練習を動画で撮って、ボールが来る直前の一瞬をゆっくり見ると分かりやすくなります。
- 顔をそむける・目をつぶる:ボールが近づいた瞬間に、顔が横を向く、まぶたが閉じる
- 腰が引けて足が止まる:ボールに向かって出るはずの足が止まり、お尻が後ろに下がる
- 投球が片側にだけ外れる:高さは合っているのに、いつも同じ側にばかり外れる
3つ目は見落とされがちですが、怖さは捕る側だけでなく投げる側にも出ます。「打者に当ててしまったらどうしよう」という気持ちが、無意識に打者から遠い側へ投げさせていることがあります。

怖さは「よくあること」と認める
「怖くないよ」「怖がるな」は、励ましのつもりで言いがちな言葉です。でも子どもにとっては、怖いと感じている自分を否定される言葉になります。「怖いと思う自分がだめなんだ」と受け取ると、怖さを口に出せなくなり、かえって体がこわばります。
- ×「怖くないよ」「怖がるな」
- ○「怖いよね。みんな最初はそうだよ。慣れていけるからね」
怖さの話は、仲間の前ではなく2人きりのときにします。みんなの前で「また逃げた」と言われるのは、子どもにとって一番つらいことです。
もう一つ気をつけたいのが、親のため息やいらだちです。言葉に出さなくても、子どもは親の表情をよく見ています。親が焦るほど、子どもの怖さは強くなります。

よけ方・体の守り方を先に教える
怖さを減らすいちばんの近道は、意外にも「よけ方」を先に教えることだと言われています。「当たりそうになったら、こうやって体を逃がせば大丈夫」と分かっていると、子どもは安心して前に出られるからです。
- やわらかい球や防具で安全に:スポンジのボールや柔らかいボール、防具を使って、当たっても痛くない状態をつくる
- 当たりそうな時の逃げ方を練習:どう体をひねるか、どこで受けるかを、ゆっくりした球で先に体験しておく
「捕り方」より先に「守り方」を練習するのは遠回りに見えますが、怖さが強い子ほど効果があります。

※頭や顔にボールが当たったあとは、怖さの話より先に、まず体の状態を確かめてください。頭を打ったときや、気分が悪い・様子がおかしいときは、無理をさせずに医療機関を受診してください。
段階をつけて近づける
怖さには、段階をつけて少しずつ近づけます。いきなり本番と同じボール・同じ距離でやらせないのがコツです。
- やわらかい球→硬い球:まずは当たっても痛くないボールから
- ワンバウンド→直接:上から来るボールが怖い子は、ワンバウンドの球から始める
- 近い距離→少しずつ遠く・速く:近い距離のゆるい球で「できた」を積んでから広げる
そして大事なのが、できなかったら1つ前の段階に戻ってよいということです。戻ることは失敗ではありません。親が「今日は1つ戻そうか」と軽く言えると、子どもも気楽に戻れます。
目標は、その日の練習を「できた」で終えること。成功で終わる日を重ねていくと、怖さは少しずつ小さくなっていきます。高いフライが怖い子なら、低いフライから始めて少しずつ高くしていく、というように、どの練習にも同じ考え方が使えます。

わが家の実例:体で止める捕球
わが家では弟が、キャッチャーの「ボールを体で止める捕球」の練習を始めました。地面で弾むボールを、防具をつけた体の正面で止める練習です。
- はじめ:逃げると止めるが半々:顔や体、ミットが逃げてしまい、止められるのは半分ほど
- つまずき:つい厳しい言い方をしてしまった日の翌日は、前の日よりよける回数がかえって増えた
- 近い距離の下投げに戻す:距離を縮めて、下から放る球に戻し、親は口を出さずに見守った→逃げずに止められた
- 練習を始めて約1週間:ピッチャーくらいの距離からのショートバウンドを、よけずに止められるようになった
正直に言うと、親として反省の多い1週間でした。厳しく言った日は、子どもはますます体を固くしていました。そこから「どこが難しかった?」と聞くことから始め、距離を戻して見守るようにしたら、前に出られる場面が増えていきました。
速い球ではまだよけてしまうこともあります。それでも、距離と速さを落として成功体験を重ねれば、少しずつ前に出られることが、わが家でもよく分かりました。

投げる側の「当てたら怖い」にも同じ順番で
投球が同じ側に外れ続けるときは、原因を2つの方向から疑ってみます。
- 技術:踏み出す足が開いていないか、体が早く開いていないか
- 気持ち:「打者に当てたくない」という怖さが出ていないか
原因が技術なのか気持ちなのかで、かける言葉も練習も変わります。気持ちが原因なのにフォームばかり直そうとすると、子どもは混乱してしまいます。
気持ちが原因と思えるときは、捕る怖さと同じ順番で近づけます。たとえば、
- 打者のいない状態で、的だけを狙って投げる
- 打者の立つ位置にバットなどの目印を立てて投げる
- 実際に打者に立ってもらって投げる
という段階のつけ方があります。ここでも、うまくいかなければ1つ前に戻ってかまいません。

練習の前・最中・あとの、親の声かけ
怖さとの付き合い方は、親の一言で大きく変わります。
- 前に「どうなりそう?」:始める前に聞き、うまく捕れる・投げられる場面を思い描かせてから始める
- できた瞬間に「今の、止められたね」:何ができたのかを、すぐに具体的に伝える
- あとに「どこが難しかった?」:叱る前に、本人の感じたことを聞く
さらに、「1か月くらいで慣れればいいね」と、目安の期間をゆるく決めておくのもおすすめです。今日できなくても大丈夫、と親も子も思えるので、焦らずにすみます。
それでもどうしても怖さが消えないときは、無理にやらせ続けないことも大切です。別のポジションや練習から自信をつけて、また戻ってくる道もあります。

まとめ:「怖い」は、押さずに一緒に近づく
- 怖さを打ち消さず認める(「怖いよね」から。話すのは2人きりのときに)
- よけ方を先に教える(やわらかい球や防具で安全に。頭に当たったら医療機関へ)
- 段階を戻してでも成功で終える(わが家では、近い距離に戻して約1週間で投手の距離から止められた)
怖さに向き合えた経験そのものが、子どもの自信になっていきます。次の練習で、ボールが来た瞬間のお子さんの顔の向きを、一度見てみてください。

▼動画はこちら(チャンネル登録も歓迎です)
https://www.youtube.com/watch?v=JT5bmtzGufo












