簡単で公平!生徒がワクワクする席替えアイデア10選

はじめに

席替えは、多くの教員にとって頭を悩ませる場面です。
生徒同士の関係を考慮しつつ、公平性を保ち、なおかつ学習環境を整える必要があります。
しかし、「どうやって公平な席替えを行えばよいか?」と疑問に思うことも多いでしょう。
そんなとき、くじ引きや運を使った席替え方法は、全員にとって平等で、気軽に取り入れやすい手法です。

この記事では、くじや運に任せた席替えアイデアを10個ご紹介します。
全員がドキドキしながら新しい席が決まるため、生徒にとっても楽しい時間となります。
最後まで読むことで、次の席替えがよりスムーズかつ公平に行える具体的なアイデアを手に入れられるでしょう。

1. トランプくじ引きで運試し

トランプを使用して席替えを行う方法です。
席の数と同じ枚数のトランプ(1〜席数分の数字)を準備し、ランダムに引いてもらいます。
数字が小さいほど前列、大きいほど後列に配置しやすく、全員が公平に席を決めることができます。
さらに、ジョーカーを入れれば特別な席を指定するなどの工夫もできます。

手順:

  • クラスの席数と同じ枚数のトランプ(番号カード)を用意します
    (例: 1〜30番の席なら、1から30の数字が揃うように)。
  • ジョーカーを1〜2枚追加して「特別席」としてもよいでしょう。
  • 各生徒がトランプを引き、数字が小さいほど前列、大きいほど後列に座るように指定します。

注意点:

  • カードがしっかりと混ざっていることを確認しましょう。
    カードをよくシャッフルし、ランダム性を確保します。
  • 生徒がスムーズに座れるよう、番号順に席の配置図を用意しておくと進行がスムーズです。

トランプ

2. 色別くじ引きで席を決定

色と席を連動させる方法です。
まずは、席ごとに色分けを行い、赤・青・黄色などの色カードを準備します。
生徒は順番に色カードを引き、自分の席を決めます。
色の数をランダムにすることで運要素が増え、引いた色で新しい席が確定するので公平に席替えが可能です。

手順:

  • 席を色ごとに分け、赤・青・黄色などのカードを用意します。
  • 生徒が1枚ずつ色カードを引き、その色に対応する列に座ります。

注意点:

  • 色のバランスが偏らないように、事前に席ごとに色を配置し、色カードを席数に合わせて用意しておくことが大切です。
  • 生徒同士でカードを交換しないよう、全員が一斉にカードを引くタイミングを揃えると公平です。

色別くじ引き

3. 数字カードを使った席決め

番号が記載されたカードを用意して、席の配置をランダムに決定する方法です。
まず、教室内の席に1からの番号を付け、同じ番号のカードを生徒に引かせます。
全員が順番にカードを引くことで、公平に席が決定されます。
この方法では、完全に運任せなので、特定の組み合わせを避けることなく自由に席替えができます。

手順:

  • 教室内の各席に番号をつけ、同じ番号が記載されたカードを用意します。
  • 生徒が順番にカードを引き、引いた番号の席に座ります。

注意点:

  • すべての席がしっかりと番号付けされていることを事前に確認しましょう。
  • 生徒がカードを重複して引かないよう、引いたカードはすぐに回収し、残りのくじ数を調整します。

数字カード

4. サイコロの目で決める席替え

サイコロを使った席替えもユニークで楽しさがあります。
例えば、席を1から6のエリアに分けて、サイコロの出た目で決めていきます。
奇数・偶数を使って列を決めたり、サイコロを2回振って具体的な席を決めたりする方法もあり、さまざまなアレンジが可能です。

手順:

  • サイコロを2個使い、最初のサイコロで「列」、2つ目のサイコロで「位置」を決定するなど、ルールを決めます。
  • 生徒が1人ずつサイコロを振り、出た目に従って席を決定します。

注意点:

  • サイコロのルールがわかりやすいように、どの目がどの列・位置に対応するかを事前に説明しましょう。
  • 教員がサイコロの目をメモしていくと、席替えが完了した後の配置確認がしやすくなります。

サイコロ

5. クラス全員であみだくじ

黒板や大きな紙にあみだくじを作成し、席の数だけの終点を設置します。
生徒はランダムにスタート地点を選び、あみだくじを順番に進めていきます。
ゴール地点に到達した場所がその生徒の席となり、全員が一斉に席を確認できるので、興奮を共有しやすくなります。

手順:

  • あみだくじを黒板や大きな紙に描き、席の数に対応した終点を設けます。
  • 生徒がスタート地点を選び、あみだくじを順番に進んでゴール地点に到着した場所がその席となります。

注意点:

  • あみだくじが均等に枝分かれするように工夫すると公平です。
  • ゴール地点が混乱しないよう、あみだくじの線の書き方や分岐点を慎重に配置する必要があります。

あみだくじ

6. 名前を伏せてのランダムくじ引き

生徒全員の名前を紙に書き、無作為に引く方法です。
引かれた順番に空席へ案内していくことで公平に席替えが行えます。
生徒同士も最後までどの席になるか分からないので、席が決まる瞬間までワクワク感を維持できます。

手順:

  • 生徒全員の名前を紙に書き、箱や袋に入れてよく混ぜます。
  • 名前を順に引き、空席へ案内します。

注意点:

  • 生徒の希望を聞かない完全なランダム配置のため、事前に生徒に「平等なランダム席替え」の意義を伝え、納得させておくとよいでしょう。
  • くじ引きがスムーズに進むよう、全員が名前を引かれるまでの時間に、他の生徒の集中が切れないよう工夫します。

名前を伏せてのランダム

7. “ラッキーナンバー”を利用する

全員があらかじめラッキーナンバーを記入してから、くじ引きで番号を引きます。
ラッキーナンバーと一致した席に座るというユニークな方法です。
ラッキーナンバーが一致したら特定の席に座れるなど、運の良し悪しで楽しみが増します。

手順:

  • 事前に全員にラッキーナンバーを書かせ、その番号を箱に入れます。
  • 生徒はくじで番号を引き、ラッキーナンバーが一致した席に座ります。

注意点:

  • ラッキーナンバーがかぶると席が決まらないため、必ず一人ひとり異なる番号にします。
  • この方法は事前準備が必要なため、全員のラッキーナンバーリストを確認しておくとよいでしょう。

ラッキーナンバー

8. ボードゲームのルーレット方式

ボードゲームなどで使われるルーレットを活用し、座席を決定します。
クラスに小さなルーレットを用意し、生徒が1人ずつルーレットを回して出た番号の席に着席します。
大きなホワイトボードに番号と席の配置を表示しておくことで、視覚的にもわかりやすく席替えが可能です。

手順:

  • ルーレットを使い、回して出た目の番号と同じ席に座る形式にします。
  • ホワイトボードに番号と席の配置図を提示し、どの席がどの番号に対応するか見せます。

注意点:

  • ルーレットをしっかりと確認し、ランダムに回るように整備しておきます。
  • ルーレットが止まるたびに番号をホワイトボードにメモしていくと、スムーズに進行できます。

ボードゲーム

9. “おみくじ”風の席替え

小さな紙に各席の番号を書いて「おみくじ」のように折り、生徒が引く方法です。
引いた番号の席に座れるようにすることで、運に委ねた楽しい席替えになります。
教員がくじを用意するだけで準備も簡単なので、短時間で席替えが完了します。

手順:

  • 紙に席番号を書き、「おみくじ」のように折ってランダムに引かせます。
  • 引いた番号の席に座ってもらいます。

注意点:

  • おみくじを引く順番が公平になるよう、順番もランダムに決めるとよいでしょう。
  • 全員が番号を引いた後に、再度全員の席番号が割り振られているか確認します。

おみくじ

10. “くじ箱”を使ったシンプルなランダム席替え

箱の中に席の番号を書いたくじを入れて、生徒が順番に引く方法です。
シンプルながら、公平に席を決めることができるため、手間も少なく済みます。
また、誰がどの席になるか予測できないため、全員がドキドキしながら楽しめます。
教員がしっかりとくじを混ぜることで、さらにランダム性が増し、生徒たちの関心も高まります。

手順:

  • 箱に各席番号を書いたくじを入れ、よく混ぜます。
  • 生徒が順に引いたくじの番号の席に座ります。

注意点:

  • くじを混ぜるときは、生徒全員の前でシャッフルすることで、公平さを目に見える形で示しましょう。
  • 引いたくじは箱から出しておき、重複して引くことがないようにします。

くじ箱

おわりに

くじ引きや運を使った席替え方法は、公平性が保たれるだけでなく、生徒にとっても楽しめる仕組みです。ドキドキ感を味わいながら新しい席が決まるため、クラスの雰囲気が明るくなり、クラス全体の活気を引き出すきっかけにもなります。
以上の10選を参考に、ぜひ次回の席替えに取り入れて、生徒も教員も笑顔で席替えができる教室作りをしてみてください。

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