
話し上手になりたいと思ったことはありませんか。
自分の気持ちが正確に伝えられず落ち込んでしまったり、自分のためによかれと思って言ったことが相手を傷つけてしまう結果になってしまったりと、話がもっとうまくなれたらいいなと思ったことはあるのではないでしょうか。
話し上手になると、自分の気持ちを正確に伝え、相手の気持ちを正確に受け取ることができるようになります。
その結果、相手との信頼も深まるはずです。
では、どうしたら話し上手になることができるのでしょうか。
それは、相手の頭で考えることです。
コミュニケーションとは、相手にわかる言葉で自分の気持ちを伝え、相手の考えていることを受け取る行為です。
だから、自分本位で話を進めていては、上手にコミュニケーションを取ることができません。
相手頭で考えてこそ、コミュニケーションは円滑進むのです。
そのことを前提に置き、話し上手になるための具体的コツを紹介します。
一つ目は、形容詞を別の言葉に置き換えることです。
例えば、「やばい」という言葉があります。
「やばい」という言葉は、「よい」という意味を表現するときにも使うことができますし、「悪い」という意味を表現するときにも使うことができます。
「よい」と「悪い」は逆の意味の言葉ですよね。
でも、「やばい」という言葉は、両方の場面で使うことができる言葉です。
だから、「やばい」という言葉を使えば、難なく会話をすることができますが、自分の気持ちを正確に表現することが苦手となってきます。
だから、形容詞に頼らずに自分の気持ちを伝えることが大切です。
「よい」という意味なのであれば、思わず拍手をしたくなるくらいすごいや、私は〇〇はできないんだけど、どうしてできるようになったのっと、「よい」ということを表現するためにも、様々な言葉があります。
そして、上記にあげた2つの言葉も、相手が捉える印象は少し違ってきます。
だから、適切な言葉を考えて伝えようと意識すると、徐々に自分の気持ちが正確に伝えられるようになっていきます。
二つ目は、伝えたいことを絞ることです。
コミュニケーションは自分のターンと相手のターンの繰り返しによって行われるものです。
そして、自分のターンは10秒以内に終え、相手にターンを受け渡すとよいとされています。
人間の集中力は10秒くらいしかもたないからです。
だから、1回のターンでは、伝えたい内容を1つに絞りましょう。
伝えたい内容が複数あると、10秒以内まとめることが困難になります。
また、伝えたい内容が複数あると、何が伝えたいのかわからなくなり、会話が整理できなくなります。
だから、1回のターンでは、伝えたい内容を一つに絞り、次のターンを待ちましょう。
具体的なコツを2つ紹介しましたが、最も大切なことは、相手の頭で考えることです。
相手のことを考えて、以上の2つのコツを実践すれば、格段にコミュニケーションの力は上がるはずです。
相手との関係を深めるためにも、ぜひ実践してみましょう。