
はじめに
私の息子は、プロ野球選手になるという大きな夢を抱いています。
その夢を実現するためには、どれほどの努力と練習が必要なのでしょうか。
調べたところ、明確な情報は見つかりませんでした。
そこで、息子の成長記録を基に、プロ野球選手になるためには、どのような練習が必要で、どのくらいの練習量が必要かを紹介したいと思います。
この記録が、同じ夢を持つ他の方々の参考になれば幸いです。
もし息子がプロ野球選手になることができなかった場合、それ以上の練習量が必要であると考え、参考にしていただきたいです。
一日のスケジュール
| 6時 | 起床 |
| 7時 | バッティング練習 |
| 7時30分 | 登校 |
| 16時 | 宿題 |
| 17時 | 野球の練習 |
| 18時 | 入浴 |
| 19時 | ストレッチ |
| 19時10分 | 休憩 |
| 20時 | 就寝 |
毎日、上記のような生活をしています。
給食が12時、練習が始まるのが17時。あいだが5時間もあいている——書き出してみて、はじめて気づいた家庭も多いのではないでしょうか。わが家もそうでした。「ちゃんと食べさせているつもり」でも、グラウンドに立つころには、燃料はほとんど残っていません。
育ち盛りで運動量の多い子は、1日3食だけでは必要な分が入りきらないと言われています。そこを埋めるのが補食です。この記事では、補食を何と何で組み立てるか、練習前と練習後で何が違うか、そして毎日続けるための仕組みをまとめました。動画版もあわせてどうぞ。
結論:補食は「炭水化物+タンパク質」の2つでいい
先に結論からお伝えします。
- 育ち盛りの選手は1日3食+1〜2回の補食が目安。だいたい3〜4時間おきに何か入れる
- 中身は炭水化物(すぐ動く燃料)+タンパク質(体をつくる材料)の2つをそろえるだけ
- 毎日続けるコツは気合いではなく、順番の固定と買い置き
献立を組み立て直す必要はありません。「2つそろっているか」だけを見る。それだけで、コンビニでも冷蔵庫の前でも迷わなくなります。

①補食は「おやつ」ではなく、4回目の食事
まず、言葉の整理から。補食は、お菓子の時間ではありません。
子どもは大人より体が小さいのに、体重あたりで必要なエネルギーは多く、そこに練習の消費が乗ります。その分が3回の食事に入りきらないので、4回目、5回目として足すのが補食です。目的が「楽しみ」ではなく「補う」ことにある、という点が決定的に違います。
空腹のまま練習に行くと、動きが鈍るだけでなく、集中も続きにくくなります。反対に、お菓子やジュースでおなかがふくれてしまうと、今度は夕食が入らない。夕食が食べられなくなる補食は、補食として失敗している——この判断基準を持っておくと、迷いません。

②組み立ての公式は、たったの2つ
栄養の勉強をしなくても大丈夫です。見るのは2つだけ。
- 炭水化物|すぐ動く燃料になる。おにぎり、パン、バナナ、うどん、いも類
- タンパク質|体をつくる材料になる。牛乳、ヨーグルト、チーズ、ゆで卵、納豆、ツナ、鮭
この2つが組み合わせになっていれば合格です。具体的には、こうなります。
- おにぎり + 牛乳
- バナナ + ヨーグルト
- パン + チーズ
- 鮭・ツナのおにぎり + 飲むヨーグルト
- サンドイッチ + 牛乳
- ゆで卵 + 小さめのおにぎり
反対に、菓子パンだけ、チョコレートだけ、スナック菓子だけは、炭水化物や脂質にかたよった形です。「もう1つ足せないか」と考えるだけで、補食の質はぐっと上がります。

③練習前は「消化のよいもの」を少しだけ
練習前は、量より消化のよさが優先です。残り時間で考えます。
- 1〜2時間前|小さめのおにぎり、バナナ、食パンやロールパン、クラッカー、カステラ少量
- 30分前|バナナ半分、小さめのおにぎり半分、ゼリー飲料など、胃に残らないものを少量
逆に、練習の直前に向かないのは次のような形です。
- 揚げ物、脂の多い肉(消化に時間がかかる)
- ナッツをたくさん食べる(脂質が多い)
- 牛乳を一気に飲む(胃に残りやすい)
- 食物繊維が多すぎるもの、食べ慣れていない新しい食品
「同じ食品でも、いつ食べるかで向き不向きが変わる」というのが、ここでのポイントです。ナッツも牛乳も悪者ではありません。練習の直前にはまとまった量を入れない、というだけの話です。

④練習後は「30分以内」と「2時間以内」の2段構え
練習後は、2つの区切りで考えると迷いません。
- 30分以内|おにぎり+牛乳のような軽い補給を入れる。回復のスイッチを早く入れる目的
- 2時間以内|ごはん+魚か肉+野菜+汁物という、しっかりした食事につなげる
回復に向く組み合わせの目安として、炭水化物:タンパク質=4:1という比率が挙げられています。ココア牛乳が「運動後にちょうどよい」とよく紹介されるのは、この比率に近いからです。難しく計量する必要はなく、炭水化物を主役に、タンパク質を少し添えるくらいのイメージで十分です。
とくに、練習が終わる時間が遅く、夕食が20時を過ぎるような日ほど、この30分以内の一口が効きます。帰りの車の中でおにぎりを1個、というだけでも違います。

わが家の場合:下校後は、これで固定しています
参考までに、わが家の実例です。特別なものは何もありません。
- 兄弟共通|バナナ1本 + 牛乳500ミリリットル
- 兄|これに納豆とゆで卵を追加
- 弟|これにナッツを少し
牛乳500ミリリットルには、カルシウムが約660ミリグラム、タンパク質が約17グラム含まれます。9〜18歳のカルシウムの推奨量は1日1,300ミリグラムとされているので、およそ半分をこれだけでまかなえる計算になります。納豆は大豆タンパク質と骨の形成に関わるビタミンK、ゆで卵はタンパク質とビタミンD(カルシウムの吸収を助ける)。ナッツは亜鉛や鉄、良質な脂質です。
狙って設計したというより、続けられるものを残していったら、こうなりました。「これが正解」ではなく、続いている形の一例として見ていただければと思います。好き嫌いも体格も違うので、兄と弟で中身が違っていて構いません。

続けるコツは、意志ではなく「順番」と「買い置き」
補食がうまくいかない理由は、たいてい「知識がないから」ではありません。その日に決めようとするからです。
わが家で効いたのは、次の2つでした。
1|順番を固定する
下校 → 補食 → 宿題 → 練習。この順番を固定しています。順番が決まっていると、声をかけなくても子どもが自分で動きます。おまけとして、補食から練習まで自然に1〜2時間あくので、消化の面でも理にかなった形になります。
2|買い置きは3品だけ決める
「バナナ・牛乳・あと1品(ゆで卵、納豆、チーズなど)」。切らさない品を3つだけ決めておくと、その日に何を出すか考える時間がゼロになります。品数を増やすほど管理が大変になるので、少なく決めて、確実に切らさないほうが続きます。

これは避けたい、という形
- お菓子やジュースでおなかがふくれ、夕食が入らない|補食としては失敗です
- 炭酸飲料、エナジードリンク、カフェイン入り飲料|補食には向きません
- 練習直前にたくさん食べる|胃に残って動きにくくなります
- 量を増やしすぎる|おにぎり1個+乳製品くらいから始めて、体格と練習量で調整します
- ナッツを低年齢の子にすすめる|のどに詰まる心配があります。アレルギーにも注意
食が細い、疲れが続く、立ちくらみや顔色の悪さが気になる——そうしたときは、食事だけで抱え込まず、小児科や管理栄養士など専門家にご相談ください。この記事は一般的な目安の紹介で、個別のアドバイスではありません。

まとめ:2つそろえて、順番で回す
- 補食は「おやつ」ではなく4回目の食事。3食で入りきらない分を補うもの
- 中身は炭水化物+タンパク質の2つをそろえるだけ
- 練習前は消化のよいものを少し(1〜2時間前はおにぎり、30分前はバナナ半分)
- 練習後は30分以内に一口、2時間以内に夕食。目安は炭水化物:タンパク質=4:1
- 続けるコツは順番の固定と買い置き3品
完璧な献立をつくる必要はありません。バナナと牛乳から始めて、そこに1品足す。それだけでも、5時間の空白はずいぶん埋まります。










