
はじめに
私の息子は、プロ野球選手になるという大きな夢を抱いています。
その夢を実現するためには、どれほどの努力と練習が必要なのでしょうか。
調べたところ、明確な情報は見つかりませんでした。
そこで、息子の成長記録を基に、プロ野球選手になるためには、どのような練習が必要で、どのくらいの練習量が必要かを紹介したいと思います。
この記録が、同じ夢を持つ他の方々の参考になれば幸いです。
もし息子がプロ野球選手になることができなかった場合、それ以上の練習量が必要であると考え、参考にしていただきたいです。
一日のスケジュール
| 6時 | 起床 |
| 7時 | バッティング練習 |
| 7時30分 | 登校 |
| 16時 | 宿題 |
| 17時 | 野球の練習 |
| 18時 | 入浴 |
| 19時 | ストレッチ |
| 19時10分 | 休憩 |
| 20時 | 就寝 |
毎日、上記のような生活をしています。
「今日も暑いけど、がんばってね」——夏のグラウンドへ送り出すとき、つい声をかけたくなります。けれど、子どもを暑さから守るのは、声かけよりも家を出る前の段取りのほうです。
スポーツ活動中の熱中症は、真夏の盛りよりも、体がまだ暑さに慣れていない7月下旬から8月上旬に多く起きていると言われています。「暑くなり始めが危ない」。この記事では、夏の練習で親が先に決めておきたい3つの段取りを、わが家の実例つきでまとめました。動画版もあわせてどうぞ。
結論:親が決めるのは「3つ」
先に結論からお伝えします。夏の練習で親が決めるのは、がんばれるかどうかではありません。
- 暑さを数字で見る(気温ではなく暑さ指数)
- 飲む時刻を決めておく(のどが渇く前に、時間で区切る)
- 止める基準を先に決める(この様子が出たら今日は終わり)
どれも、家を出る前に決められることばかりです。その場の気合いや空気に判断を任せないほど、夏の練習は安全に近づきます。

①暑さは「気温」ではなく「暑さ指数」で見る
気温だけでは、その日の危険度はわかりません。同じ30度でも、湿度が高い日と乾いた日ではまったく違います。そこで使われているのが、湿度や日ざしも計算に入れた暑さ指数という数字です。地域ごとに公開されていて、運動をしてよいかの目安として広く使われています。
運動の目安は、おおむね次のように示されています。
- 31以上:運動は原則中止。とくに子どもは中止すべきとされています
- 28以上31未満:激しい運動や長い持久走は避け、行う場合は頻繁に休憩と水分・塩分補給を。体力の低い子、暑さに慣れていない子は中止
- 25以上28未満:積極的に休息を。激しい運動では30分おきくらいに休憩
また、危険な暑さが予想される日には熱中症警戒アラートが発表されます。前日の夕方か当日の朝に出るので、朝の準備のときに一度見ておくと判断がしやすくなります。
ただし、数字だけで機械的に決めないことも大切です。暑さに慣れていない時期、体調をくずしたあと、睡眠不足、朝ごはんを食べていない日、長時間の活動、防具を使う日は、数字より一段階早めに休ませる・切り上げる判断でちょうどよいと言われています。

②水分は「のどが渇く前」に、時間で区切って
のどが渇いてから飲むのでは遅い、と言われています。練習中は15分から20分ごとに少しずつ。子どもは夢中になると、自分から水筒を取りに行かないことがあるので、「時間で区切る」形にしてしまうのが確実です。
暑い日は、30分ごとに5分から10分、日陰で休むのが目安とされています。休憩のときは、帽子やヘルメットなどを外して熱を逃がすことも忘れずに。
1回の量は、体格にもよりますがコップ半分から1杯ほど(およそ150〜300ミリリットル)が目安です。足りているかどうかは、おしっこの色が分かりやすい目印になります。薄い黄色なら、おおむね足りているサイン。濃い色が続くときは不足を疑ってください。
そしてもうひとつ。練習が始まる前の時点で足りていることが前提です。始まってから取り返すのは、なかなか難しいものです。

③止めるサインを先に決めておく
いちばん大事なのが、これです。次のような様子が出たら、その日はもう続けない、と先に決めておきます。
- 頭痛、めまい、吐き気
- 力が入らない、足がつる(筋けいれん)
- いつもより汗が多い、または急に汗が引いた
- 返事や動きがいつもとちがう
基準を先に決めておくほど、その場で「もう少しがんばれるか」と迷わずにすみます。手当ての順番はこうです。涼しい場所へ移す → 衣類をゆるめる → 首・わきの下・足のつけねを冷やす → 水分をとる。
そして、返事があやしい・自分で水が飲めない・休んでも良くならないときは、ためらわず医療機関へ。ここは様子を見るところではありません。

そもそも、子どもは大人より暑さに弱い
「自分が子どものころは平気だった」と思ってしまいがちですが、子どもは大人より暑さに弱いと言われています。理由は3つあります。
- 汗をかいて体温を下げる力が、まだ育つ途中
- 体が小さいぶん、外の熱の影響を受けやすく、熱がこもりやすい
- 暑さに慣れるのに、大人より時間がかかる
そのうえ、練習の最中に「休みたい」と自分から言える子は多くありません。まわりが動いていれば、なおさらです。だからこそ、水分も休憩も、子どもからの申し出を待つのではなく、大人が時間で区切る必要があります。

体を暑さに慣らす「暑熱順化」
体が暑さに慣れることを暑熱順化と言います。慣れてくると、低い体温でも汗をかけるようになり、体温が上がりにくくなります。この変化には、個人差はありますが数日から2週間ほどかかると言われています。
つまり、危ないのはこういう日です。
- 急に気温が上がった日(体がまだ切り替わっていない)
- 連休明けなど、久しぶりの練習日
- 梅雨明けなど、暑くなり始めの時期
冒頭でふれた「7月下旬から8月上旬に多い」という話も、ここにつながります。慣れていない体には、いつもと同じ練習量が重すぎることがある。最初の数日は軽めから、が安全です。

わが家の夏の段取り
わが家でやっていることを紹介します。特別なことはありません。
- 飲み物は前の晩から凍らせて、水とスポーツドリンクの両方を持たせる。溶けながら冷たいまま飲めるので、「ぬるくなって飲まなくなる」が減りました
- 冷感タオルを持たせる
- 日陰と休憩を先に決めておく
- 自主練習は真昼を避けて、朝と夕方にずらす
兄も弟も同じ形です。凍らせたボトルは、首すじに当てて冷やすのにも使えるので、暑い日はとくに役に立っています。

前の日と、当日の朝にできること
グラウンドに着く前に、できることがあります。寝不足の日・朝ごはんを食べていない日・体調をくずしたあとの日は、暑さに弱くなると言われています。「今日は無理をしない」と決めてよい日がある、と知っておくだけでも違います。
持ち物は、前の晩にそろえておくと朝がラクです。
- 水筒を2本(うち1本は凍らせたもの)
- 汗をたくさんかく日は、スポーツドリンクなどで塩分も一緒に
- 冷感タオルか保冷剤
- 帽子、着替え

まとめ:数字で見て、時間で飲む
夏の練習は、暑さを数字で見て、水分は時間で区切ってとり、止める基準を先に決めておく。この3つを家を出る前に決めておけば、その場のがんばりに判断を任せずにすみます。
暑さ対策は、根性の話ではなく段取りの話です。段取りさえ決めておけば、あとは思いきり応援するだけになります。
※この記事は一般的な目安と、わが家で続いている形の一例の紹介であり、医療の個別指導ではありません。返事があやしい・自分で水が飲めない・休んでも症状が良くならないときは、ためらわず医療機関を受診してください。お子さんの学年・体格・体質に合わせて調整してください。
▼動画はこちら(チャンネル登録も歓迎です)
https://www.youtube.com/watch?v=iAlbBMZYt3g









