好きなことをした方がよいと、言われることもあると思います。
しかし、ときと場合によって、使い分けた方がよいです。
好きなことをすれば、気分はよくなります。
好きなことを仕事にすれば、モチベーションは上がり、多くの人を幸せにすることができることでしょう。
また、好きなことをやり続ければ、スキルは上がり、より楽しく好きになっていくことでしょう。
しかし、「好きなこと=楽なこと」を選択し続ければ、周りの人の仕事を増やすだけでなく、あなた自身の時間を奪います。
例えば、委員会活動。
委員会活動は、生徒会から託された仕事を、同じ委員会の仲間と共に行っていきます。
しかし、あなたが「楽」を選べば、他の仲間に仕事が回ります。
また、あなたにも仕事は回ってきますが、「楽」を基準に仕事を選択している分、あなたの力はついていかないでしょう。
つまり、時間を無駄にしているということです。
好きと楽は大きな違いがあります。
もし好きで選択をしているのであれば、どんな内容でも、あなたなりに創意工夫し、自らの力を高めていくことでしょう。
もし楽で選択をしているのであれば、やらされ仕事になり、時間を浪費するだけでしょう。
これからの選択は、何が楽かということを考えるのではなく、私は何がすきなのだろう。
私は何がしたいのであろうといった基準で選んでみましょう。
楽を基準に選択すれば、ストレスは少ないかもしれません。
しかし、得られるものは少ないでしょう。
好きを基準に選択すれば、大変なことは増えるかもしれませんが、得られるものは楽を基準に選択した場合より、大きくなるはずです。
一時の楽を選ぶか、これからの人生の豊かさを選ぶかです。ぜひ、好きを基準に選択してみましょう。