あなたは普段、どんな言葉を言っていますか。
「幸せ」「楽しい」と前向きな言葉を言っていますか。
それとも、「大変だ」「つらい」と後ろ向きな言葉を口にしていますか。
あなたは、あなたが口にする言葉を一番聞いています。
言葉は、形になると言われます。
つまり、「幸せ」「楽しい」と言っていれば、一番その言葉を聞いているあなたが「幸せ」「楽しい」という気持ちになってきます。
逆に、「大変」「つらい」と言っていれば、その言葉を一番聞いているあなたが「大変」「つらい」といった気持ちになってきます。
人は、使っている言葉によってつくられていきます。
しかし、生活をしていれば、失敗をして落ち込むときもあることでしょう。
そんなときに「私は幸せだ」「私は今楽しい」と言ったことを口にしていては、自分自身の気持ちに嘘をつくことになってしまいます。
自分自身の気持ちに蓋をしてしまうと、自分の気持ちがだんだんわからなくなってしまいます。
「大変」なときは、「大変」であると、「つらい」ときは「つらい」であると、気持ちをそのまま受け止めることは大切です。
では、そんなときはどんな言葉を使ったらよいのでしょうか。
それは、「そんなときもある。まあいっか」「ちょうどよい」です。
「そんなときもある。まあいっか」「苦しいくらいがちょうどよい」は魔法の言葉で、口にするだけで心が軽くなるはずです。
この二つが口癖になれば、あなたはいつも落ち着いた生活を送ることができるでしょう。
また、根拠のない前向きな言葉もたくさん使いましょう。
口にしてもあなたの心は軽くならないかもしれませんが、マイナスな言葉を使うよりかはよいです。
根拠のない前向きな言葉は、「根拠のない」といったところがポイントです。
例えば、明日、大きな責任を負った仕事があるとしましょう。
あなたは自分自身にどんな言葉を投げかけますか。
「緊張するな」「失敗したらどうしよう」などといった言葉でしょうか。
それとも、「大丈夫」「うまくいく」といった言葉でしょうか。
どちらの言葉を使おうと、明日のことは明日になってみないとわかりません。
「大変だな」と感じていても、明日になれば、成功しているかもしれません。
「大変だな」と言葉を使おうと、「絶対にうまくいく」という言葉を使おうと、どちらも根拠がないのです。
だったら、「絶対にうまくいく」と言った方が、自分自身にとってはプラスになる可能性が高いですよね。
相手から言われる言葉は、変えることはできません。
少なくともあなたが使っている言葉であなた自身に優しくしていきましょう。
そして、自分自身に対して優しい言葉は、相手にとっても優しい言葉です。
相手に対しても、「そんなときもある。まあいっか」「ちょうどよい」といった言葉や根拠のない前向きな言葉を使っていきましょう。