
はじめに
私の息子は、プロ野球選手になるという大きな夢を抱いています。
その夢を実現するためには、どれほどの努力と練習が必要なのでしょうか。
調べたところ、明確な情報は見つかりませんでした。
そこで、息子の成長記録を基に、プロ野球選手になるためには、どのような練習が必要で、どのくらいの練習量が必要かを紹介したいと思います。
この記録が、同じ夢を持つ他の方々の参考になれば幸いです。
もし息子がプロ野球選手になることができなかった場合、それ以上の練習量が必要であると考え、参考にしていただきたいです。
一日のスケジュール
| 6時 | 起床 |
| 7時 | バッティング練習 |
| 7時30分 | 登校 |
| 16時 | 宿題 |
| 17時 | 野球の練習 |
| 18時 | 入浴 |
| 19時 | ストレッチ |
| 19時10分 | 休憩 |
| 20時 | 就寝 |
毎日、上記のような生活をしています。
毎日100本、素振りをがんばっているのに、スイングスピードがなかなか上がらない。わが子のそんな姿を見て、「もっと振らせたほうがいいのか」と迷うお父さんは多いと思います。でも、足りないのは本数ではなく、体を使う「順番」かもしれません。
この記事は、YouTubeで公開した「スイングスピードを上げる3つのコツ」の内容を、文章でくわしくまとめたものです。体の順番のしくみ、お父さんがスマホの動画で見るところ、家でできる練習まで紹介します。
スイングを速くするのは「本数」より「順番」
スイングスピードというと、腕の力や素振りの量を思い浮かべがちです。ところが、速いスイングの正体は、足から腰、胸、腕、そしてバットへと、体の大きな部分から小さな部分へスピードを順番に渡していく「体のリレー」です。この章では、まず結論と、そのしくみを見ていきます。順番が崩れたまま本数だけ増やすと、崩れた振り方が体にしみこんでしまうこともあるので、最初に全体像をつかんでおきましょう。
結論:本数より「順番」

3つのコツは、①腰から先に回す、②踏み出した前足で受け止める、③腕は力まず最後に出す、です。この3つがそろうと、同じ力で振っていても、バットの先がぐんと走るようになります。
大事なのは、どれも「力を足す」話ではなく「順番を整える」話だということです。筋力がまだ少ない小学生でも、順番が整えば今の体のままスイングは速くなります。反対に、順番がバラバラなまま力を入れると、力んだぶんだけバットは遅くなってしまいます。
速いスイングは体のリレー

足で地面を押し、腰が回り、胸が回り、最後に腕とバットが加速する。リレーのバトンのように、前の走者が加速したところで次の走者が受け取るので、最後のバットが一番速くなります。
少年と大人の熟練した打者を比べた研究では、胸の回る速さは大人のほうが約2割速く、バットの速さも約90km/hと約108km/hの差がありました。大人は胸の回転が少し遅れて、より強く回っていた、つまりリレーの順番がきれいだったことが、この差につながると考えられています。ただし研究は人数が少なく、子どもによって速く振るための形は少しずつ違うという報告もあります。一つの「型」に無理にはめるより、順番が守れているかを見るのがおすすめです。
スイングスピードを上げる3つのコツ
ここからは、体のリレーをつなぐための具体的なコツを3つ紹介します。どれも、お父さんがスマホのスロー動画で確かめられるポイントです。「なんとなく遅い」ではなく、どの瞬間に何が起きているかを見ながら読んでみてください。
コツ1:腰から先に回す

ひとつ目は、腰から先に回すことです。前足が地面に着くまでは、胸はピッチャーのほうを向かず、横向きをがまんします。そして腰が回りはじめてから、少し遅れて胸が回ります。
このあいだ、手はトップの位置に残しておきます。腰と胸の回るタイミングに時間差があると、体がゴムを引っぱったようにねじれ、その戻る力がスイングの速さになります。胸と腰が一緒に回ってしまう子は、この「ねじれ」がつくれず、腕の力だけで振ることになりがちです。
コツ2:前足で受け止める

ふたつ目は、踏み出した前足で体を受け止めることです。前へ移動してきた体を、前足がぴたっと止める。この「止める力」が、体の回転に変わります。走っている自転車が急ブレーキをかけると、後ろが前に振り出されるのと同じイメージです。
大人の打者は、振る瞬間に前ひざを大きく伸ばしていました。少年は、ひざが曲がったまま体ごと前へ流れやすいと言われています。振り終わりで前ひざが伸びているかどうかは、動画でとても見やすいポイントです。
コツ3:腕は力まず最後に

みっつ目は、腕を力ませないことです。速く振ろうとして手から振りにいくと、腰や胸からのリレーが途中で切れてしまい、かえってバットは遅くなります。腕は最後に、体の回転に引っぱられて勝手に出てくるイメージです。
道具にも注意が必要です。重いリングをつけて素振りした直後は、ふつうのバットが軽く感じるのに、実際のスイングは約3%遅くなっていたという報告があります(大学生の研究)。重さで振り方そのものが変わってしまうためと考えられています。子どもを直接調べた研究ははっきりしませんが、重すぎる道具で振り方が崩れないよう、今の体に合う重さを選んであげてください。
お父さんが見るところと、よくある原因
コツがわかっても、わが子のどこがズレているのかがわからないと、練習を選べません。この章では、スマホのスロー動画で見る3か所と、スイングが遅い子によくある3つの原因を紹介します。撮るのは横から、できれば毎回同じ場所・同じ角度にすると、前回との比較がしやすくなります。
お父さんが動画で見る3か所

まず、前足が地面に着いた瞬間の胸の向き。この時点で胸がもうピッチャーを向いていたら、回るのが早すぎるサインです。次に、腰より先に手が前へ出ていないか。手が先に動いていたら、腕から振っている合図です。
最後に、振り終わりで前ひざが伸びているか。ひざが曲がったまま体が前に流れていたら、前足で受け止められていません。この3か所を一時停止しながら見るだけで、3つのコツのどれが足りないのか、だいたい見当がつきます。
遅い原因はこの3パターン

スイングが遅い子は、たいてい「手から振っている」「前足が流れている」「道具が重すぎる」のどれかに当てはまります。複数が重なっていることもあります。
原因がわかれば、練習も選べます。手から振る子は順番を確かめる練習、前足が流れる子は受け止める練習、道具が重い子はバットの見直し。やみくもに本数を増やす前に、まず原因を見つけることが近道です。声をかけるときも「もっと速く」ではなく「前の足で止まってみよう」のように、見る場所を一つだけ伝えると、子どもは動きを変えやすくなります。
家でできる練習と、効果の確かめ方
最後に、家でできる3つの練習と、わが家で実際に測った数字、そして効果の確かめ方を紹介します。どれも短い時間でできるので、毎日の素振りの一部を置きかえるつもりで取り入れてみてください。
家でできる3つの練習

ひとつ目は、バットを短く持った片手素振りです。片手では腕の力だけで振れないので、自然と体の回転を使う感覚がつかめます。左右10回ずつが目安です。ふたつ目は、軽いボールを持って横向きに立ち、両手で横に投げる練習。腰から回る順番が身につきます。重いボールより、回る速さを大事にしてください。
みっつ目は、軽いバットで「腰、胸、腕」と声に出しながら、ゆっくり順番を確かめる素振りです。速く振るのは、順番がそろってからで十分です。
わが家の実測と確かめ方

わが家でも、毎朝10分、トスバッティングと筋力トレーニングを約6週間続けました。その結果、弟は95km/hから101km/h、兄は124km/hから126km/hになりました。ただ、バットの条件はそろえきれていないので、あくまで参考の数字です。
効果を確かめるときは、同じバット、同じ測り方で、2週間から4週間ごとに比べるのがおすすめです。測定器がなくても、同じ角度で撮ったスロー動画を並べれば、胸の向きや前ひざの変化は見えます。よその子と比べず、前のわが子と比べる。それが一番わかりやすい物差しです。
まとめ

スイングスピードを上げるのは、本数より順番。腰から先に回す、前足で受け止める、腕は力まず最後に。この3つでした。今度の練習で、お子さんのスイングを一度スローで撮ってみてください。
腰や背中、わき腹に痛みがあるときは、回転の練習を無理に続けず、整形外科などの専門家に相談してください。
▼動画はこちら(チャンネル登録も歓迎です)
https://www.youtube.com/watch?v=JGdUxUOQFKI












