相手に感謝するほど、幸せになります。
感謝される方も幸せになりますが、感謝している人の方が幸せを感じます。
つまり、相手のことを思うほど、幸せになれるということです。
その逆で、不幸になる人は、相手に求めます。
「どうしてやってくれないの?」
「どうしてわかってくれないの?」
と相手が与えてくれることを当たり前と思い、与えてくれないことに腹を立てるのです。
「お客様は神様」という言葉があります。
その言葉は誰が使う言葉なのでしょうか。
それは、お店側の人が使う言葉です。
お店側がお客様のことを思うときに使う言葉です。
けっして、お客さんが使う言葉ではありません。
お客さんが「お客様は神様」と勘違いして使っているのであれば、お店の人を不幸にします。
また、自分自身が、お店側の対応に満足できずに不幸になります。
お店側もお客さんも、本来は対等な立場です。
相手に多くのことを望むと、自分自身も相手も不幸になります。
また、幸せが当たり前になってしまうということもあります。
値段について考えると考えやすいのです。
例えば、おにぎりが150円で売られていたとしましょう。
しかし、ある時期から、おにぎりが120円で売られるようになりました。きっと、あなたは30円も安くなってラッキーと思うことでしょう。
しかし、数日経つと、120円が当たり前になります。
おにぎりの値段が150円に戻ったとなると、そのおにぎりを買おうとしなくなることでしょう。
人は、幸せを感じると、その幸せが当たり前となり、幸せが薄れていきます。
さらに、多くの幸せを求めようとしてしまいます。
そのため、幸せになるためには、あえて大変な道を選択することです。
大変な経験を積んでおくと、当たり前な日常ですら、幸せに感じられるはずです。
また、大変な道を選んでいくと、成長できます。
そして、成功することができます。
成功とは、他の人がやらない苦労を乗り越えた先にあります。
大勢の人が簡単にできることに、価値はあまりありません。
多くの人ができないからこそ、その頑張りに大きな価値がつくのです。
つまり、大変な道を選ぶと、普段の日常に感謝することができたり、あなたに大きな価値を提供したりしてくれます。
相手に臨むこと以上に、相手が与えてくれることに目を向け感謝しましょう。
あなたに幸せを与えてくれる何げない日常に感謝しましょう。
そして、苦労はあなたの心を大きくします。
自分から苦労に飛び込んでいき、日々に感謝して幸せな人生を歩んで行ってください。