
はじめに
原田隆史先生の本「カリスマ体育教師の常勝教育」と出会いました。
とてもよい本です。
生徒に伝えたい内容ばかり!
自分で実践してみたいことばかり!
この本を読み、行動に移すことができたら、きっと成功するだろうなって確信できる本です。
この本を引用し、以下のような学級通信を書きました。
学級通信
学校や社会は集団で動いています。
周りに気を遣って生活するのは当たり前ですよね。
自分勝手な人がいれば、必ず嫌な気持ちになってしまう人がでます。
陸上で日本一の中学校を育てた原田隆史先生の本「カリスマ体育教師の常勝教育」を読みました。
清掃活動についてはイエローハットの鍵山秀三郞相談役の『凡事徹底』という本からも学びました。日々の清掃という地道な仕事を続けることの意義が繰り返し述べられているのですが、私の考える態度教育と同じです。
床にものを落として汚す人は、床掃除の大変さや自分以外の誰かが掃除をしてくれているという意識を持っていません。汚れた床を見た人が「汚いな」と不愉快な気分になるだろうということも想像できません。だから、平気で床を汚すわけです。
普通に暮らしていると、ただ何気なくだらしないことをしてしまうことがあるでしょう。しかし、集団生活のなかでは、それを見た相手が不快になるということも少なくありません。相手の視線を意識できず、それに気がつかなければ、いつまでたっても、相手に迷惑をかけ続けることになります。
人の気持ちを理解しようと努力しない限り、相手を嫌な気持ちにさせてしまいます。
そして、相手の気持ちを理解するためには、
周りの仲間のために働いた経験
が必要不可欠です。
リーダーという立場を経験したことのない人間にリーダーの大変さやつらさは理解できません。
配達物を配ったことのない人間に、配達物を配ってくれる優しさを理解することはできません。
だからこそ、人のために汗を流すということは重要なんです。
思いやりを行動に移すための3つのステップ
本を読んで感銘を受けても、日々の行動に落とし込めなければ意味がありません。ここでは、思いやりを実際の行動に変えるための3つのステップを紹介します。

思いやりを行動に変えるヒントを紹介します
相手の状況を想像する
思いやりの第一歩は、相手が今どんな状況に置かれているかを想像することです。忙しそうにしている人、元気がなさそうな生徒を見かけたときに、「なぜだろう」と一歩立ち止まって考える習慣を持つだけで、声のかけ方が変わってきます。想像力は特別な才能ではなく、意識すれば誰でも鍛えられる力です。
小さな行動に変える
思いやりは大きな行動である必要はありません。荷物を持つ、席を譲る、挨拶を先にするといった小さな行動の積み重ねが、周囲との関係を確実に良くしていきます。学級でも、日直や係の仕事の中に小さな思いやりの場面を見つけて認めていくことで、生徒の意識が育っていきます。
見返りを求めずに続ける
思いやりを行動に移すと、最初はなかなか気づいてもらえないこともあります。しかし見返りを求めずに続けることで、周囲からの信頼は少しずつ積み上がっていきます。原田隆史先生の本にも通じるように、継続こそが人を成長させる力になります。
学級で思いやりを育てる場面別の関わり方
思いやりは特別な授業でなくても、日常のさまざまな場面で育てることができます。学級経営の具体的な場面に当てはめて考えてみましょう。
- 場面1:係活動:仲間の仕事にも気づいて助け合う。
- 場面2:行事の準備:得意不得意を認め合い補い合う。
- 場面3:トラブル発生時:相手の立場を想像させて考えさせる。
係活動での関わり方
係活動は、仲間の仕事ぶりに気づく絶好の機会です。自分の仕事だけでなく、他の係の様子にも目を向けるよう声をかけることで、助け合いが自然に生まれます。小さな「ありがとう」が飛び交う学級は、思いやりが根づいている証拠です。
行事準備での関わり方
合唱コンクールや体育祭の準備では、得意なことも苦手なことも人によって違います。苦手な生徒を責めるのではなく、得意な生徒がさりげなく助ける場面をつくることで、集団としての思いやりが育ちます。教師はその小さな助け合いを見逃さず、しっかり価値づけることが大切です。
トラブル発生時の関わり方
友人関係のトラブルが起きたときこそ、思いやりを育てる機会になります。どちらか一方を責めるのではなく、両者に相手の立場を想像させる問いかけをすることで、感情的な対立から一歩引いて考える力が育ちます。
思いやりについてよくある質問
最後に、思いやりを育てる指導についてよくある質問にお答えします。
思いやりのある生徒ほど損をしませんか
一見そう感じられる場面もありますが、長い目で見ると思いやりのある生徒ほど周囲からの信頼を集め、頼られる存在になっていきます。損得だけで測れない価値があることを、日々のエピソードを通じて伝えていくことが大切です。
思いやりは教えられるものですか
思いやりは言葉で説明するだけでは身につきません。教師自身が思いやりのある行動を見せ、それを生徒がまねる中で少しずつ育っていきます。まずは大人が手本を示すことから始めましょう。
家庭環境によって差が出ませんか
家庭環境の影響はゼロではありませんが、学級という場で繰り返し思いやりのある行動に触れることで、後からでも十分に育てていくことができます。焦らず、日々の小さな積み重ねを大切にしましょう。










