応援合戦の概要と実施要領

はじめに

中学校の体育大会は、生徒同士の協力と団結力を育む絶好の機会です。
今年も、応援合戦を通じて、学年を超えた絆を深めることを目指します。
しかし、行事を成功させるためには、明確な目的としっかりとしたルールが必要です。
本記事では、縦割り大演舞の目的と詳細な実施要領について説明します。
この記事を読むことで、先生方や生徒が縦割り大演舞の意義を理解し、スムーズに準備を進められるようになります。
最後までお読みいただければ、行事をより意義深いものにするための具体的な手順と注意点が明確になるでしょう。

1. 目的

他学年の繋がりを築く
学年を越えた縦の繋がりをつくり、助け合いや協力、団結の意識を高める。

先輩と後輩の交流
応援合戦の指導を通して先輩から後輩へ技術や知識を伝え、絆を深める。

日常への応用
応援合戦の練習を通して得たつながりを、行事終了後の日常生活でも生かせるようにする。

2. 取り決め

I. 審査について

審査員
校長、教頭、教務主任、校務主任、各学年主任、特別支援主任

審査項目

満点: 22点

  • テーマの表現 (7点)
  • 隊形移動の素早さ、きれいさ (5点)
  • 同調性 (5点)
  • 声の大きさ・そろっているか (5点)

II. 入退場について

演技開始

  1. 運動場南側にスタンバイし、トラックの外から始める。
  2. 団がばらけず、指定の位置から入場する。
  3. アナウンスの「・・・組団お願いします」の「す」でストップウォッチをスタートする。
  4. 「ありがとうございました」でストップし、退場までが演技の一部とする。
  5. 退場時は全員がトラックの外に出て、座った瞬間を終了とする。
  6. 次の団は退場の邪魔にならない位置で待機。

III. 時間について

制限時間
3分以内
時間超過に対するペナルティは2秒ごとに-1点

太鼓
2名まで

ソロ演技
各学年の幹部が決めた10秒以上のソロ演技を含む
他の学年の生徒は静止した状態を保つ

音楽や太鼓
使用可能

衣装
学校生活で使用しているもの、予算内で作成したもの

鳴り物・小道具
生徒が作成したもののみ(予算内で購入した材料を使用)

身体や頭髪への着色
禁止

練習場所
公共の場での練習禁止

団長会議
判断に迷う場合、随時開催し、公平で納得の上で行動する

IV. 練習場所

運動場: 東、中、西
体育館: 東、西

3. その他

学級応援旗の作成
体育祭・応援合戦を盛り上げるために学級応援旗を各学級制作する


縦割り結団式の詳細

1. 目的

生徒の意識向上
体育大会に向けて一人一人の生徒の意識を高める。
全校生徒活動の理解
全校生徒活動についての理解を深め、活動に対する意識を高める。

2. 場所

1組団: 運動場東

2組団: 運動場中央

3組団: 運動場西

4組団: 体育館東

5組団: 体育館西

3. 活動内容

  • リーダーの自己紹介と決意の言葉
  • 団のスローガン発表と説明
  • 団ごとの写真撮影

学級応援旗について

1. 目的

団結力向上
体育大会に向けて、学級の団結力を高める。

応援
頑張っている学級の仲間を応援し、参観者に学級の思いを伝える。

2. 制作ルール

旗リーダー
担任の先生がいる時に各クラス1人ずつ旗リーダーを決める

制作時間
教室以外の場所や授業時間以外に制作する場合、必ず担任の先生に申し出る。

審査
校長、教頭、他6名が審査
発想、表現、技能、構想の4項目で各5点、計20点満点

表彰
各学年で最優秀賞1点、優秀賞1点を決め、体育祭当日に表彰

配布物
絵の具(赤・青・黄・白・黒)、刷毛2本、筆3本、パレット4枚、白い器3つ、のぞき1つ

制作条件
クラス名、学級訓、学級色を必ず入れる
布の形を変えない

3. 制作場所と時間

場所
各自の教室または指定場所

1組団 → 1年学年室

2組団 → 2年学年室

3組団 → 3年学年室

4組団 → 第3理科室

5組団 → 被服室

時間
朝、昼休み、学年で定められた時間

4. 注意事項

片づけ
旗リーダーが責任を持つ

全員参加
できる限り学級全員が制作に関わる

道具
絵の具は配布されたもののみ使用(鉛筆、シャーペン、消しゴムは使用可)
新聞紙を敷いて制作

管理
制作途中の旗や道具は教室か制作場所で整理整頓して管理

おわりに

応援合戦は、学年を越えた生徒同士の絆を深める貴重な機会です。
今回紹介したルールや手順を守りながら、皆で協力し合い、素晴らしい応援を完成させましょう。
準備や練習を通じて培った協力の精神や団結力は、体育祭当日だけでなく、日常生活にも大きな影響を与えるでしょう。
先生方と生徒一丸となって、成功に向けて取り組んでいくことが大切です。
皆さんの努力が実を結び、素晴らしい体育祭となることを心から願っています。

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