
夏休みに伴奏者が練習をするため、合唱コンコールの曲決めが始まりました。
合唱コンクールは私の一番大好きな行事です。
行事の中で、最も生徒たちが成長する行事だからです。
そして、最も、乗り越えることが難しい行事です。
日常をいい加減に過ごしている学級には、けっして乗り越えられる壁ではありません。
つまり、合唱コンクールまでに、どれだけ学級をつくっていくことができたかが、勝負なのです。
合唱コンクールに向けて動き出すと、以下のような話をします。
合唱コンクールの曲決めを行っています。
あなたたちにとって初めての合唱コンクールですね。
もしかしたらよくわかっていないのかもしれません。
でも、これだけは言えます。
合唱コンクールは、
1年間で一番成長できる行事
です。
何度も仲間とぶつかり合い、支え合い共に成長していくことができる行事です。
合唱コンクールを乗り越えた学級は、きっと合唱コンクールが終わった後の生活がより充実するはずです。
しかし、合唱コンクールを乗り越えるためには学級の力がいります。
力がない学級は、仲間とぶつかり合うことすらできないし、仲間とぶつかり合ったらそのまま力をなくしていきます。逆に力がある学級は、本気になるからこそのぶつかり合いがあり壁を乗り越えていくことができます。
だからこそ、日常が大切なのです。
普段の生活がいいかげんな学級は、必ずと言っていいほど、合唱コンクールは乗り切ることはできません。
日常から仲間を支え、努力していくからこそ、大切なときに力を出し切ることができるんです。
仲間を第一に考える学級をこれからもつくりあげていきましょう。
曲決めの段階で伝えたい心構え
曲決めは合唱コンクールの出発点であり、この段階での関わり方がその後の練習の質を左右します。
曲決めで揉めることは悪いことではない
意見がぶつかり合うのは、それだけ本気で向き合っている証拠です。揉めること自体を止めるのではなく、「なぜその曲がいいと思うのか」を言葉にさせることで、対立を建設的な話し合いに変えていきます。
決まった曲への向き合い方を語る
希望が通らなかった生徒がいても、決まった曲を「自分たちの曲」として受け入れられるかどうかが最初の関門です。「決まったからには全員でこの曲を最高にしよう」という一言が、切り替えのきっかけになります。
曲決めの話し合いを「成長の場」にする|多数決に逃げない
合唱コンクールの曲決めは、自分の意見を言える生徒を育てる場にもなります。曲の好みで意見が分かれたとき、「早く決めたいから多数決」「落ちる側がかわいそうだから多数決」としてしまうと、話し合いの価値が生まれません。本気で考えて、本気で意見を出す場にしましょう。
- なぜ合唱コンクールなのか:真剣に話し合えること自体が、学級の成長であると伝える
- 手を挙げないと、思いは伝わらない:大切な話のときに黙っていると、その人が何を思っているか分からない
- 譲るのではなく、本気で選ぶ:「譲る・譲らない」ではなく、学級にとってどの曲がよいかを本気で考える

曲決めの段階から本気で話し合えた学級は、そのあとの練習でもぶつかり合いを乗り越えられますよ
曲決めのあとの流れを見通しておく
合唱コンクールは、曲決めから振り返りまで、いくつもの段階があります。曲決めのあとは、パートリーダー・指揮者・伴奏者を決め、練習を日常の取り組みと結びつけながら進めていきます。本番のあとの振り返りは、卒業式の歌にもつなげていきましょう。曲決めの日に、この見通しを学級に伝えておくと、生徒は合唱コンクールを1か月以上の成長の場として受けとめられます。
学級通信でこの話を伝えるコツ
- 対立を隠さず書く:曲決めで揉めた経緯も正直に伝える。
- 切り替えの言葉を紹介する:担任がかけた一言を載せる。
- これからへの期待で締める:練習が始まる楽しみを添える。









