あなたは仲間にどんな言葉をかけるのでしょうか。
優しい言葉。厳しい言葉。関係を保つ上で大切な言葉です。
また、自分自身や仲間を大切にする言葉です。
優しい言葉を相手にかけることは、すぐに理解できると思いますが、厳しい言葉をかけることも大切であることは、もうあなたには理解できますね。
成長する上で、厳しさは大切なんです。
人は、環境によって変わる生き物ですから、仲間と共に過ごすことで成長できる面があるのです。
しかし、厳しい言葉を投げ続けることは、相手の自尊心を奪うことにつながってしまいます。
人は、正義を振りかざすことに嬉しさを感じます。
「自分は正しいことをしている」「相手が間違っている」「相手のためにしている」と、相手をつい非難してしまいます。
さらに、相手を非難し、正しいことをしていると喜びを得ます。
だけど、その一方で相手が傷ついていることを理解していないといけません。
相手の表情を見たり、相手の気持ちを思いやったりしなければ、厳しい言葉は相手を傷つける武器となってしまいます。
仲間に優しい言葉をかける以上に、厳しい言葉をかける場合は、相手を気遣かわないといけません。
厳しい言葉は、関係を保ったり、相手を成長させたりするために使います。
相手の反応を見て、相手がよい方向に変化しなければ、厳しい言葉を使うよさはありません。
逆に、関係が崩れてしまったり、相手の自信を奪ってしまったりします。
だから、厳しい言葉を投げかけて、相手が変化しなければ、違ったアプローチをしなければいけないのです。
心が発達していないと、つい厳しい言葉を相手にぶつけてしまいます。
仲間と思いやる経験が乏しいと、つい相手を傷つけてしまいます。
以上のことは、小学校や中学校で体験し学んでいくことです。
そのため、相手とけんかしてしまうことは、あなたが成長する上で重要なことなんです。
ただ、忘れてはいけないことは、自分自身の言葉で、相手を傷つけてしまう可能性があるということです。
そのことを理解しているのか、理解していないのかが大切なのです。
あなたは、正義のつもりで発している言葉であっても、相手がよい方向に変わらなければいじめと同じです。
さらに、テクノロジーの発達により、相手に発する言葉以外にも、SNSなどに上げて多くの人に見られてしまう言葉もあります。
相手が見えない分、相手の表情を確認することはできません。
だから、ネットに上げる言葉は、発する言葉以外にも気をつけなければならないのです。
そして、相手がどんな反応をするのかわからないのであれば、無闇に、SNSに言葉を発する必要はありません。
相手が傷つくだけです。
あなたは、仲間にどんな言葉を投げかけていますか。
言葉は、相手を幸せにしたり、不幸させたりするよさや怖さがあります。
そのことを頭にいれて、言葉を発していってほしいなと思います。