考えることができるのは人間だけです。

あなたは必死に考えている犬を見たことがありますか？

考え悩み、答えが出ず困っている猫を見たことがありますか？

あまり出くわさないですよね笑。

考えて答えを出したり、将来のことについて悩むことができたりするのは人間だけです。

しかし、考えることが苦手な人がいます。

また、考えて決断することを苦手としている人がいます。

深く考えることなく答えを出したり、鉛筆を転がして答えを出したりします。

そして、案外、答えを出せずに悩んでいる人より、簡単に答えを出した方が幸せに生活している人の方が多いです。

他の動物にはない、考えるという力をもっていながらも、考えることってすごく難しいです。

しかし、今後は、面接や論文など、自分の考えを伝えることが増えてくるでしょう。

今、あなたは、学校で多くの知識を吸収しています。

さらに、今後はその吸収した多くの知識をいかし、よりよい考えを導き出す力が求められています。

もちろん、学校では「発言」という形で、考えを整理し、仲間に伝えるという場面があります。

そして、今後は、その「発言」を、知識や経験をいかし、周りの人や社会に役立てるものに深めていかなくてはいけません。

では、どうしたら考えを深めることができるのでしょうか。

大切なことは、考えるコツを知ることです。

まず１つ目のコツは、情報に優先順位をつけることです。

今の１日の情報量は、インターネットの普及により、江戸時代の１年分、平安時代の一生分と言われています。

昔の人より、膨大な情報を得ることができます。

しかし、その一方、情報量が多いために、情報をまとめられないという問題があります。

あなたも、将来の夢で悩んだことがあると思います。

それは、数多くの職業があるからです。

選択肢が多すぎると、どれが正解なのか悩みます。

だから、情報や選択肢に優先順位をつけましょう。

優先順位をつけることで、考えを整理しやすくなります。

２つ目のコツは、問いを自分に投げかけることです。

今、あなたは、面接で様々な質問に答えられる準備をしています。

その質問に答え、相手に自分の考えをより深くわかってもらうためには、自分自身の考えを確かなものにしなければなりません。

例えば、「中学校で頑張ったことは何ですか？」という質問に、「合唱コンクールを頑張りました」と答えるとします。

そのときに、自分自身に「合唱コンクールの何を頑張ったのか」「どう頑張ったのか」など、自分自身に問いてみましょう。

その問いの答えを内容に加えることで、より相手にあなたの頑張りが伝わるはずです。

「考える」ということは、年を重ねるごとに重要度はどんどん高まっていきます。

しかし、いつも学級通信を読んでいる成長意欲にあふれたあなたなら、自分自身で考えを深め、知識や経験を周りや社会のために役立てることができるでしょう。