あなたは、どれだけの価値観を受け入れることができるでしょうか。
「私はこう思う!」「僕はこう思う!」と、自分の考えをもつことは大切です。
しかし、自分の考えだけに固執し過ぎるのもよくありません。
相手の考えを排除し、自分の価値観だけを曲げないことは、自分自身にとっても、相手との関係を築く上でもマイナスに作用してしまいます。
「正解は一つではない」っていう言葉がありますよね。まさにその通りで、正解は何通りもあります。
例えば、思いやり。相手に手を出すことも思いやりだし、相手を見守ることも思いやりです。
相手が困っていれば、仲間を助けることは人として当たり前です。
しかし、相手に手を出し過ぎるとお節介になります。
相手を見守り、自分自身の力で壁を乗り越えさせることは大切です。
しかし、相手を見守り過ぎて、仲間が壁から逃げてしまうのは問題です。
あるときはベストな選択でも、タイミングや場所が違えば、うまくいかない場合があるということです。
そして、思いやり一つとっても、相手によいと思っていることもときと場合によっては、マイナスに働いてしまうということです。
では、どうしたらよいのでしょうか。それは、
手段より理念を大切にする
ことです。
簡単に言えば、手段より相手を大切にするということです。
例えば、相手と意見が違った場合にどうしたらよいと思いますか。
自分自身の意見を通すのか、それとも、相手の意見を受け入れるのか・・・。
どちらが正解かと言えば、あなたが何を得たいかということを考える必要があります。
意見を通した方が、自分自身や周りの人が幸せになるのであれば、意見を通した方がよいです。
相手に譲った方が、相手との関係がよくなるのであれば、意見を譲った方がよいです。
そして、相手と信頼関係を築いた上で、提案した方が、あなたの考えが採用されることがあります。
つまり、変に相手と戦うより相手に意見を譲った方が、結果としてあなたや相手が幸せになる場合があるということです。
そのためには、様々な価値観を受け入れられる器が大切になります。
よく「自分の意見が大切」と言いますが、「相手の意見を受け入れる」ということも同じくらい大切です。
自分の考えと同じくらい、相手の考えを大切にしよう!
自分のための意見だけではなく、周りの人を幸せにする意見を発信しよう!
それが、自分自身や相手を幸せにする結果へとつながっていきます。