失敗の経験ですら必要!?学級通信で伝える体験や経験の大切さ
「これ必要なの?」と思ったことがある人もいるかと思います。
でも、必要か不必要かどうかは将来になってみないとわかりません。
何が将来、役に立つのかは誰にもわかりません。
しかし、やった方がよいのか、やらない方がよいのかと聞かれれば、「やった方がよい」ことの方が多いです。
これもまた、将来何が役に立つのかわからないといった理由からです。
なぜなら、挑戦したことや経験したことが必要になることはありますが、不必要になることはないからです。
また、その出来事が必要かという以前に、経験や体験はあなたにかけがえのないものを与えてくれます。
例えば、技術の授業でのこぎりの学習があります。
のこぎりを使えるようになることって必要なの?と思う人も少なくないと思います。
のこぎりが将来必要になってくるかと聞かれれば、必要になることは正直少ないです。
大人になってのこぎりを使っている人はほとんどいないでしょう笑。
しかし、のこぎりを使う体験は、必要だと思います。のこぎりを適切に使う技能をあなたに与えます。
また、のこぎりを使ってものを作る体験は、もの作りの大変さを身をもって感じさせてくれます。
普段使っている机や椅子ですが、誰かが汗水を流して作ってくれたものであると想像する力が育ちます。
のこぎりで木を切る大変さを知っている人はものに感謝します。
さらに、のこぎりを使えるようになった小さな成功体験があなたに自信を与えてくれます。
たかがのこぎりを使うということですが、様々なものをあなたに残してくれると私は思っています。
でも、「勉強って必要なの?」「代表に立候補することは必要なの?」など、挑戦や努力のよさを感じたことがない人にとっては、そう思ってしまっても仕方のないことだと思います。
私も以前はそうでしたから笑。
しかし、大人になって言えることは、挑戦や経験はすべて私の力となって残っています。
怒られた思い出。挫折した経験。苦しんでつらかった体験。
仲間と共に過ごした思い出。努力した経験。達成感を感じた体験。
など、すべて今の私をつくっています。
その経験があるからこそ、あなたに教えられるものがあります。
また、あなたが大変だと思うことやつらいと思うことはたいてい理解できます。
さらに、努力することのよさを実感しているからこそ厳しいことも言えるのです。
Apple創設者のスティーブンジョブズも大学のスピーチで言っています。
興味本位で受けたカリグラフの講義やAppleを追い出された思い出がかけがえないものを与えてくれたのだと。
「これって必要?」と聞かれれば、将来必要になるかどうかはわかりません。
そして、必要になるかどうかはあなた自身の生き方や受け止め方によって変わってくると思います。
そして、私が言えるのは、
必要かどうかと考えることより、まずは動いてみることが大切であるということ
です。
ぜひ、多くのことに挑戦し、経験を積み重ねていってください。