成長したい。
変わりたい。
できるようになりたい。
など思っている人は多いと思います。
それは、向上心があるからですね。
少しでもよくなろうと考えていることはとても大切なことだと思います。
その気持ちは大切にしてください。
しかし、何かに挑戦をして失敗を繰り返すと、意欲が失われてしまいます。
「やっても意味がないよ」と心にブレーキをかけてしまいます。
うまくいっているときは、アクセルを踏めるのですが、どうしても壁に何度も当たってしまうと、ブレーキを踏むことに慣れ、なかなか一歩踏み出すことができなくなります。
過去の経験が今のあなたをつくっているということです。
何か新しいことに挑戦しようとすると、様々な過去のイメージが浮かんでしまったり、周りの人からのアドバイスが頭をよぎったりして、足を止めてしまいます。
それはそれでよいことです。
同じ過ちを犯さないためにそういった危機管理が人間には備わっていますから。
しかし、後先考えずに行動することも大切です。
まずは行動してから考えるという方法もあります。
頭で考えていてもわからないことが多いです。
実際に目で見て体で感じなければわからないことは山ほどあります。
頭ではうまくいっていても予定通りうまくいかないことはたくさんあります。
まずは、一歩踏み出すことが大切です。
そして、その一歩がもしかしたら自分を可能性が生まれます。
「でも、失敗したら・・・」「うまくいかないかも・・・」と思いますよね。その通りです笑。
100%うまくいくことなんて一つもありませんからね。
だけど、一歩踏み出さなければ100%変わりません。
一歩踏み出せば、0.000001%でも今よりよくなる可能性が生まれます。
ある高校野球の監督が、プロ野球に進む選手の特徴を述べていました。
「バットを毎日1000回振れば、100本中1本、ヒットを多く打てる可能性が上がる」というものです。
100本中1本ですよ!その努力ができるかできないかが一歩先へいくことができる人の考え方です。
でも、よく考えてみると、100本中1本ヒットが多くなるだけで、打率が1分上がります。
野球は3割打てば一流と言われるスポーツですから、1分上がるって言うのは確かに大きいですね。
ただ、可能性が上がる程度ですが・・・
きっと、その監督の話を聞くと、ほとんどの人が「1000本なんて無理」「1000本振る努力をしても変わらなかったら意味がない」と考えてしまうのではないのでしょうか。
「打率が1分上がる」と具体的に言われれば、実行に移す人は増えると思います。
さらに、「打率が絶対に1分上がる」と言われれば、さらに実行に移す人は増えるでしょう。
しかし、具体的に話をされず、「可能性」という言葉を使われてしまったら、大抵の人は諦めますよね・・・。
ただ、大抵の人が諦めるということは、他の人との差を開くチャンスということですね。
監督の話をまともに聞いたら、まず挑戦しません笑。何も考えずに行動に移した者が一歩上のステージに上がれます。