
あれができるようになりたい。
これができるようにしたい。
と、向上心がある人がいます。
人は、欲求があることで、成長することができます。
しかし、向上心とは、今、手元にない力を欲することで、生まれる「心」でもあります。
つまり、できないことに目がいきがちということです。
向上心がある人は、力がつきやすい一方、悔しい気持ちを何度も経験します。
だから、向上心がある人は、大きく力を成長することができると同時に、自分自身の心と上手に向き合っていく必要があります。
では、どうしたら自分自身の心と上手に付き合っていくことができるのでしょうか。
それは、未来の自分を思い浮かべたり、自分自身の手にしているものに目を向けたりするとよいでしょう。
未来の自分を思い浮かべるとは、将来の理想の自分を思い浮かべることです。
悔しい気持ちや、つらい気持ちになったら一度、自分自身の努力が、将来のどこにつながっていくのか、時間をとって考えてみましょう。
きっと、今まで頑張ってきた努力が、将来、理想とする自分につながっていることを実感することができれば、その努力は継続できるはずです。
さらに、ときに、「今の苦しみは、将来きっと笑い話になる」と、考えることができれば、あなたの気持ちはかなり楽になるはずです。
また、自分自身の力のなさを感じたときには、今、手にしているものに目を向けてみましょう。
今のあなたは、もうすでに多くのものを手にしています。
仲間や健康、時間など、もうすでにあなたは、幸せなんです。そのことを実感することができれば、きっと新たなエネルギーを得ることができることでしょう。
向上心は、あなたを大きく成長させてくれます。
ただ、ときに向上心があなたを苦しめるときがあります。
そのときは、自分自身の「心」と上手に向き合っていきましょうね。
向上心を支えにする関わり方
向上心は、今の自分に足りないものを見つめる力でもあります。だからこそ、うまく付き合わないと自分を追い詰める原因にもなります。
足りない自分を責めない伝え方
「もっとできるはず」という向上心が強い生徒ほど、今の自分を厳しく評価しがちです。「足りないと気づけること自体が向上心の証」と伝えることで、自己否定ではなく成長への意欲として受け止められるようになります。
向上心が強すぎるときの声かけ
常に上を目指し続けて疲れてしまう生徒には、「今日はここまでで十分」という区切りを与える声かけも必要です。向上心を否定せず、休むタイミングを一緒に見つける関わりが大切です。
学級通信でこの話を伝えるコツ
- 向上心を肯定的に説明する:欠点として扱わない。
- 疲れているサインに触れる:頑張りすぎる危うさも伝える。
- 休む許可を与える:区切りをつける言葉を添える。









