中学校は、礼儀を学ぶ場であります。
中学校を卒業すれば、あなたは社会に出ます。
運動ができる、勉強ができるといったことも大切だとは思いますが、社会に出る上で最も大切なことは、礼儀です。
礼儀正しさを身につけていれば、周りから助けてもらうことができるし、周りから愛されます。
礼儀がある人は、周りの力を借りられる他に、周りの人のモチベーションを高めます。
そして、チーム全体として成果を出しやすくなります。
笑顔が周りのやる気を高めるという研究結果も出ています。
しかし逆に、礼儀がない人が周りにいるとチーム全体に悪影響を与えます。
例えば、あなたの周りに自分のことしか考えられない人がいたとしたらどうでしょうか。
あなたはかなりストレスを感じるはずです。
あなた自身にかかわってくる人は、もちろんのことですが、近くにいて同僚の愚痴を聞いているだけで不快な思いをすることもあるでしょう。
その結果、チーム全体として、成果が半減してしまうのです。
無礼な人は、周りから人が離れていきます。
では、どんな人が礼儀のある人で、どんな人が礼儀のない人なのでしょうか。
礼儀のある人の特徴は、「笑顔のある人」「相手を尊重する人」「相手の話を聞く人」です。
つまり、礼儀のある人は、周りの人を大切にできる人です。
常に相手のことを考えて、笑顔でいられます。
また、手柄をあげることができても、自分だけの手柄にはせず、周りを巻き込んだ手柄にし、仲間に感謝することができます。
自分自身の話をすること以上に、相手の話を聞きます。そういう人は礼儀のある人と思われます。
逆に、礼儀のない人は、自分のことを一番に考える人です。
自分の考えだけを押し通して、相手の話を一切聞こうとしません。
必ず誰かの力を借りないと成果を出すことができないはずなのに、周りに感謝をせずに自分だけの手柄として自慢します。
自分自身のことを話すことが好きで、相手の表情も確認せずに自慢話や愚痴を話し続けます。
そういう人は、周りに不快な思いをさせ、周りの心ある仲間がどんどん離れていきます。
もしくは、自分勝手な人ばかりとしか、かかわれないようになってきます。
中学校では、上下関係を学んだり、周りの人のために動いたりしてきました。
その経験や体験は、あなたの心を大きくすると同時に、社会に必要な素質をつくってきました。
そして、今後も、礼儀正しさとはあなたの武器となってくるでしょう。
勉強や運動すると同時に、あなたの人としての価値を高めていってください。
きっと、その力があなたの可能性を高めていきます。