入試が近づくにつれて、不安は高まってきます。
最近は、「入試が不安で・・・」「面接が心配で・・・」と、相談に来たり、面接のお願いしたりする人が増えています。
しかし、そういう人たちの中にも、朝早く来たり、土曜日に登校したりと面接の練習をし、不安を感じながらも前に進むことができている人がいます。
そして、不安を抱えながらも、目標達成に向け必死に努力できる人が、かけがえのないものを手に入れることができるでしょう。
あなたがおいしいと感じるご飯は、どんなご飯ですか?
あなたがおいしいと感じる水は、どんな水ですか?
きっと、いくらおいしいご飯でも、空腹時に食べるご飯に勝るものはないと思います。
いくらおいしい水でも、のどがからからのときに飲む水に勝るものはないと思います。
それと同じで、受験も不安を感じれば感じるほど、結果が出たときの達成感は今まで感じたことのない感情を得ることができると思います。
そして、この体験は人生にとっても大きなものを残してくれます。
人が成長するために必要な感情は達成感です。
達成感を感じたことがある人は、きっとこの先、つらいことや大変なことが訪れようと乗り越えることができるでしょう。
人は、「楽しさ」を求めようとします。
しかし、楽しさを楽(らく)と捉えるのか達成感と捉えるのかで、幸せになることができるのかが決まります。
楽を求める人は、その瞬間の幸せを得ます。
しかし、その幸せは長続きせず、より楽(らく)な道を選ぼうとします。
結果として、その人は何も手にすることができず、虚無感だけが残ります。
その一方、達成感を求める人は、成長を得ます。
達成感を求める人は、新しいことや困難なことに挑戦します。
その挑戦から、新しい知識や経験を得ます。そして、多くの仕事にいかします。
できることがどんどん増えていき、結果として、努力した先にある残りの人生の幸せを得ます。
楽を求める人は、挑戦をしないから失敗をすることはありません。
逆に、達成感を求める人は、失敗ばかりするでしょう。
しかし、失敗っていったいどんなことを指すのでしょうか。
失敗も挑戦しないことも実は同じです。
例えば、100万円を得るチャンスに挑戦しないのも、100万円を得るチャンスに失敗するのも、結果は同じです。
つまり、挑戦しないというだけで、失敗したということなのです。
そして、挑戦には失敗はつきものですが、成果を得るチャンスもあります。
挑戦するのかしないのか、どちらが人生を豊かにするかは明らかですね。
達成感は、人生を豊かにします。
そして、受験は、その達成感を得られるチャンスです。
今、不安に感じていることは、人生にとってかけがえのないものを得るチャンスでもあります。
受験を乗り越え、より大きな人へと成長していきましょう。