進路選択の時期です。
進路選択とは、道を絞っていくことです。
これまでは可能性を広げていくことに力を入れてきました。
しかし、これからは道を絞っていきます。
何が得意なのか?何が好きなのか?将来何をしたいのか?高校を卒業した後に何をしたいのか?ということを頼りに旗を立て、いくつかある道の中で、自分に適した道を選んでいきます。
中学校の進路選択も道を絞る作業だし、大学進学も道を絞る作業です。
就職先を選ぶことも道を絞る作業になります。
大人になるにつれ、いくつかあった可能性がだんだん少なくなっていきます。
しかし、少なくなると同時に、進むべき道が整備されていきます。
そして、可能性を絞れるだけ絞った人の方が、貴重な存在となり、周りから必要とされます。
だから、できないことがあってもいいんです。
一つの分野で周りの人の役に立つことができれば、それが仕事になります。自分の得意なことを人の役に立つまで極めれば、それが仕事になります。
一人一人得意なことや苦手なことは違います。
だから、あなた自身の得意なことが絶対に周りの人の幸せを生む可能性があります。
初めて、あなたは、進路を選択します。あまり難しく考え過ぎると、答えを出すことは困難になっていきます。
まずは、気楽に考えてみてください。
一概には言えませんが、「高校を卒業した後は大学に進学したいな」と考えるのであれば進学校かな。
もうすでに挑戦してみたい分野が決まっているというのであれば専門学科かな。
そして、社会人として活躍している姿を思い浮かべてください。
その上で、中学校を卒業したらどんな道を歩んでいきたいか考えてください。
自分が心地よくなる道
と、心に正直になる方が進むべき道がはっきりとしてきます。
方向性だけ決めて、あとはじっくり考えればよいです。
まだ急いで結論を出す必要はありません。
しかし、悩み、葛藤し続けてください。
きっとその先に、進むべき道が見つかるはずです。
初めての進路選択。よりよい道を選ぶことができるように自分と向き合いましょう。