仲間を大切にするためには自分自身を大切にしよう

仲間ってどんな人のことを言うのだろう?

「気が合う人」「成長し合える人」「信頼できる人」などがあがりますよね。

どれも素敵な仲間です。

では、どうしたら仲間を手に入れることができると思いますか?

「共に過ごした時間が長い」「仲間からの誘いを断らない」「楽しいことをする」があがりますよね。

どれも大切なことです。

でも、いくら共に過ごした時間が長かろうが、いくら仲間からの誘いを断らなかろうが、「気が合う」「成長し合える」「信頼できる」にはつながりません。

何につながるかと言えば、安心です。

「私には友達がいる」という安心につながります。

安心感をもつことは大切です。

最も大切といってもよいほどです。

しかし、「安心」だけの関係はもろいです。

安心感だけのつながりは、ちょっとしたすれ違いから簡単に崩れてしまいます。

なぜなら、相手に決定権を委ねているからです。

自分自身の考えが乏しいからです。

自分自身で責任を取らず、「○○が言ったから」「○○も一緒だったから」と、逃げ道を用意しておきます。

安心は必要です。

最も大切なことです。

しかし、それだけに終わらず安心以上の関係を築いてもらいたいと思います。

人間そんなに強くありません。

嫌なことから逃げたくなります。

責任を取ることから逃げたくなります。

周りがやっているからと言った理由で、善悪の判断を間違えることがあります。

でも、最終的には自分自身で責任を取れる人になってください。

今は、大丈夫です。

あなたの周りには守ってくれる人がたくさんいます。

保護者の方や親戚の方、先生たちなど、あなたのことを信じ、支えてくれる人がいます。

だから、決められた範囲内でいろいろな世界を学び、たくさんの経験をしてください。

自分の目で見て、自分の肌で感じる体験をたくさんしてください。

それは、仲間と一緒でもいいですが、それ以上に自分自身で学んだ方が実りは大きいです。

自分の好きなことを知り、自分の長所を感じてください。

自分の頭で考えてください。

その先に、「自分を大切にする」というところにつながります。

そして、自分を大切にしている人は、仲間を大切にできます。

「自分が大切」という安心感の上に、仲間を大切にするという器ができます

「気が合う」「成長できる」「信頼できる」は、一人一人が考えや願いをもち、目標に向かって頑張っていく過程で得られるものです。

自分という基板の上に、仲間を支えるからこそ得られるものです。

まずは、自分の心に耳を傾けてください。

自分の頭で善悪の判断をつけ、自分の頭で将来の夢について考えてください。

そういった自分の芯をもっている人が、あなたの求めている仲間を手に入れられるのではないのでしょうか。

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