共感し合える仲間を信じて!こんな学級にしたいという担任の願い
何か企画をしようと思えば、半分の人は反対、半分の人は賛成だと思っています。
全員が一致することは滅多にありません。
一人ひとり価値観も違うし、同じ提案を聞いても人によって感じ方も違います。
心を一つにってすごく難しいんです。
だからこそ、私は、誰かが提案したら「いいね!」と賛同できることをよいクラスの条件の1つとして考えています。
何かを1から企画することは骨が折れることです。
また、学級に声を出して提案することはとても勇気がいることです。
つい周りから反論されることを考えてしまいます。
提案する仲間に対して、「いいね」という言葉を発することができる学級は、仲間のそういった勇気を認められる学級だということです。
仲間からの「いいね!」にどれだけ心が救われることか。
相手の意図を考え、気持ちを汲み取る。仲間の提案に「いいね!」と声を出す行為は、学級を居心地のよい場所に変えられます。
自分自身が大切にしているものと同じくらい
仲間が大切にしていることは大切にしたい
そういった思いをもって、仲間の企画や思いを受け止めていきたいですね。
仲間が自ら、企画したいと思える学級をつくっていきましょう。
最後に、
もちろん、すべてに共感する必要はありません。
自分自身の譲れないところは、守ることも大切なことだと思います。
しかし、仲間の気持ちや心意気に目を向け、言葉を発してほしいと思います。
そして、さらによくなる代案を仲間に伝えてもらいたいと思います。
「わからない」「えーっ」という言葉を発しそうになったら、一度自分の心の中に留めておいてください。
その上で、どんな言葉を仲間に投げかけようか考えてくださいね。