年度始めは気疲れしやすい時期の半面人格が成長する
学級がよい形でスタートすることができています。
学級や学校のために動ける人が多いな。
受験に向けてよいスタートを切れている人が多いなと感じています。
私の学級は優しい人が多いです。
クラスのために動いてくれる人が多いです。
〇〇さんが休み時間のときに配達物を配ってくれました。
落ち着いて生活ができています。
リーダーに立候補できました。
といった日記を書いてくる人が多いです。
上記の内容が毎日のように書かれています。
さらに、授業に入ってくださっている教科担当の先生が、「先生のクラスは落ち着いて授業に取り組めていますよ。みんな頑張っています」と声をかけてくれました。
しかしその分、週末の日記には「1週間頑張ったら疲れた」といった内容も多かったです。
年度始めは気を張ります。
少し前までは1年間付き合ってきた気の知れた仲間と一緒でした。
しかし、年度始めは再び仲間と関係を築いていかなければなりません。
だから、いつも以上にエネルギーを消耗します。
年度始めは疲れやすい時期です。
しかし、その気疲れはあなただけではありません。
周りの仲間のほとんどが感じていることでしょう。
また、気疲れは、今後も体験することになっていくと思います。
高校に進学した時でも、大学に入学した時でも、社会人として働きだすようになったときでも、新しい環境に変わると、気疲れは感じるものです。
でも、その気疲れは悪いことではありません。
むしろよいことです。
過去の失敗を省みて、成長した新しい自分になれるチャンスだからです。
新しい環境に変わる度に、大きく成長してきたのではないでしょうか。
小学校の自分を思い浮かべてみてください。
きっと、小学校の頃よりか、大きく成長したと実感があるのではないでしょうか。
小学校に9年間通ったとしても、成長していくとは思いますが、中学校という新しい環境になったからこそ、成長できた面もあるかと思います。
新しい環境は、新しい自分に成長できるチャンスです。
だから、その気疲れは、新しい自分に生まれ変わるチャンスです。
新しい自分の一面を発見するチャンスです。
無理して強がる必要はありません。
今の自分の気持ちを受け入れ、仲間とうまく関わろうと思うようにさえすれば、きっとよい方向に環境は変わっていきます。
変に無理をして強がったり、普段やらないようなことに手を出したりする必要はありません。
気疲れを受け入れ、ゆっくり前に進んでいけばよいです。
そして、1つ。
あなたに、心にとめておいてもらいたいことがあります。
それは、
過去の過ちを許す
ということです。
とは言っても、「昔、〇〇があったから・・・」という人もいるでしょう。
許せないこともあるでしょう。
でも、許せるように努力してください。
人間は失敗して成長していく生き物です。
自分自身の過ちも仲間の過ちも許してあげてください。
過去の過ちが今の成長の足を引っ張ってはいけません。
自分自身を許し、仲間を許し、前を向いて歩いていってください。
大きく成長できる年度始めであってくださいね。