委員会活動が少しずつ活性化しています。
テストプリントをつくったり、誉め言葉のシャワーを企画したりと、周りの仲間のために動くことができている人が増えてきました。
よい学級とは、一生懸命頑張っている人が報われる学級です。
さらに、仲間のために一生懸命頑張るという方向性があります。
つまり、考え方として、「私」として考えるのではなく、「私たち」と考えられているかが大切です。
「私」だけのために働く集団が、まとまるはずはありません。
互いに妬み、意見の違いに憤りを感じてしまう集団になってしまいます。
一人一人が周りの幸せを願ってこそ、よりよい集団に成長していきます。
そして、よりよい集団になるためには、一人一人が活躍する場が用意され、周りが一人一人のよさを認めています。
つまり、強みを生かす場があり、感謝される関係があるということです。
強みを生かす場は、特別な場でなくても構いません。
引っ込み思案で人の前に立たなくても、認めあえる関係があればよりよい集団になることは可能です。
例えば、配布物を配る。
あいさつをする。など、日常のいたるところで強みをいかす場はあります。
周りが、その仲間の強みを仲間が気づき、感謝することができる学級は、居心地のよい学級です。
そしてさらに、成長できている学級は、仲間の強みをかけ合わせることができます。
仲間の発想を自分自身に取り入れ、新しい企画を生み出していきます。
新しい企画は、模倣を組み合わせることで生み出されるものだからです。
お互いに刺激し合える関係や環境がよりできあがっていきます。
その関係や環境を手に入れるためには、一人一人の思いやりと素直さが不可欠です。
自分だけではなく、相手に目を向けること。
仲間のよさを素直に認め、自分自身に取り入れること。
そういう人が増えていくと、お互いにしあえる関係や環境になり、一生懸命頑張る人が報われる学級になっていくでしょう。
そして、その集団にどんどんあなたたちは近づいていますね。
これからも委員会活動を中心に、仲間のために汗を流していきましょう。