「相手を認めよう」と言われます。

誰のための言葉なのでしょうか。

相手のため、もしくは、集団のためと考えている人もいると思いますが、「相手を認める」ことは、自分のためにもなるのです。

しかし、「相手を認める」ことは、難しいです。

人それぞれ考えや思いがありますから、個性を大切にしようとしても難しいものです。

例えば、テスト。

テスト勉強に取り組む人もいれば、テスト勉強に身が入らない人もいます。

きっと、テスト勉強を真剣に取り組む人は、過去にテスト勉強をして、良い結果を残したという経験があることでしょう。

しかし、テスト勉強に身が入らない人は、勉強に苦手意識をもっていることでしょう。

そのため、学校ではテスト勉強を真剣に取り組みたい人は、休み時間も勉強し、テスト勉強に身が入らない人は、休み時間に友達と仲良く話すことでしょう。

そこで、互いの思いや考えを理解できればよいのですが、互いに思いやることって難しいのです。

テスト勉強をしたい人は、テストに向けて真剣なため、テスト勉強に打ち込まない人の気持ちを理解することができないことでしょう。

その一方、テスト勉強に身が入らない人も、どうしてテスト勉強を真剣にやることができるのか理解できないと思います。

さらに、テスト勉強を真剣にしたい人にとって、隣で楽しく友達とおしゃべりをしていては、迷惑なことでしょう。

相手の気持ちがわからない上に、自分が大切にしていることを邪魔している訳ですから。

でも、相手の気持ちが理解できたらどうでしょうか。

勉強が苦手だから、勉強する意欲が湧かない。

きっと、あなたも、苦手なことをすることは、人一倍、根気や根性がいることでしょう。

少しでも、相手を認めようと意識すると自分の気持ちが楽になるのではないでしょうか。

相手を受け入れると、自分の気持ちが和らぎます。

だから、相手を受け入れることは、自分の気持ちを受け入れることにつながるのです。

相手を受け入れることは、自分のためにもつながるのですね。