学級の前に立った生徒を認める

水曜日、私は出張でした。
そこで、帰りの会は別の先生に入ってもらいました。
出張から帰り、帰りの会先生に帰りの短活の様子を聞くと、
「〇〇くんが、最近学級はだらだらしていて、もっとしっかりやろうと学級の仲間に伝えていました。そして、みんなは『はい』って答えていました」と教えていただきました。

それを聞いて、何を感じたか?
正直うれしかった。
何がうれしかったか?

私以外に、学級をよくしていこうとする同志が出てきたことがうれしかったのです。
立場は教師と生徒と違うが、学級をよりよくしていこうという共通の思いをもつ仲間です。
集団とは群れとは違います。
集団とは、必ず上に立つ者がいます。
集団をよりよい方向に導いてくれるリーダーのことです。

私がいるときは、私がトップに立ちます。
あなたたちからの提案や行動に対して、学級がよりよくするための選択を私がすべて行います。
つまり、私があなたたちの選択の全責任をとるということです。
まあ、あなたたちの提案や行動のほとんどが、仲間を思ってのことなので、「いいよ。やってごらん」と言いますが・・・。

しかし、中学校は教科担任制なので、私があなたたちとずっと一緒にいるわけにはいきません。
むしろ、ほとんどあなたたちと一緒に過ごすことは難しいでしょう。
だからこそ、誰かが立つ必要があります。
それが、水曜日で言うと〇〇なのです。

〇〇は、学級の問題にメスを入れました。
私の学級にはこんな最低な人はいませんが、もしかしたら、周りからの非難を受ける恐れがあったことでしょう。
その恐怖より、学級をよくしたいという思いの方が強かったからこそ、学級の問題点を指摘することができたのです。

注意や問題提起は、されるよりする方がよっぽど精神的に苦痛です。
だから、知らないふりをしていればすごくらくです。
そして、そうしている人がほとんどです。

学級のために立ち上がり、茨の道を突き進む勇気。
だから、帰りの会に入っていただいた先生の話を聞いてうれしかったのです。
また、激励会での成長が、日常にも現れてうれしかったのです。

こういう学級のために立ち上がる仲間がどんどん増えることを願っています。
リーダーは一人でなくてもいいんです。
学級で20人を超えると、間違いなくよいクラスになります。
その一人にあなたもなってほしいと心から願っています。

リーダーが、要所要所で変わるクラスがいいです。
リーダーは一人ではなくてよいのです。
常に学級が進む方向性を示していく人が、大切なときに立つことができるといいんです。

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