合唱コンクールの後に伝える語り

最優秀賞、おめでとう。

最高にすてきな一日になったね。

「今までの頑張りがすべて報われた」と感じられる一日でした。

この一日をつくるために、多くの時間を使ってきました。

簡単に手に入るものに価値はない

という言葉があります。

本当に価値のあるものというのは、あなたが捧げてきた熱意によってつくられるのです。

きっと、この最高な一日をつくるために、多くの苦労や努力があったのだと思います。

 

中間発表では、他のクラスの歌声の完成度に危機感を覚えました。

合唱コンクール一週間前にして、音取りがうまくいっていませんでした。

合唱がうまくいっていないことを、仲間にストレートに伝えることができませんでした。

怖くて、心配で抱えきれないような不安もあったと思います。

 

しかし、最後まで諦めなかった。

どうしても最優秀賞をこの学級の仲間と共に掴みたかった。

その熱意が、合唱コンクール当日の最高な一日をつくったんです。

 

結果発表の瞬間、今までのあなたたちの努力を重ねた日々が表れていました。

両手を重ね合わせ、不安と期待の表情を浮かべながら、最優秀賞を掴むんだと、仲間と共に祈っていました。

最優秀賞を受賞したと知った瞬間、これまでの不安や期待、仲間との信頼、合唱コンクールへの熱意が表れていました。

「最優秀賞、2年B組」と発表された瞬間、両手を天に挙げ、喜んでいました。

さらに、顔を両手で覆い、涙を流す仲間もいました。

 

合唱コンクールには、ドラマがあります。

しかし、必ずしもドラマをつくることができるとは限りません。

合唱コンクールへの熱意や仲間との信頼、確固たる覚悟がなければ、このようなドラマはつくられないことでしょう。

 

優優秀賞、おめでとう。

あなたたちのそばで一番、2年B組の合唱を聴いていました。

あなたたちの努力を一番近くで見ていました。

2年B組が一番、頑張った。

胸を張って声にすることができます。

これからも、どんなことでも、2年B組が一番頑張ったと声を大にして言うことができる学級をつくっていきましょう。

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