人間性が、周りの環境を変えます。
例えば、あなたの目の前に壁が訪れたとしましょう。
その壁を乗り換えようと努力する人は、壁の乗り越え方を学びます。
乗り越えようともがいているときは辛かったとしても、壁を乗り越え方を身に付ければ、その後同じような壁が目の前に立ちはだかったとしても難なく乗り越えられるようになります。
しかし、壁から逃げる人はどうでしょうか。
壁から逃げれば、そのときの気持ちは楽になります。
しかし、壁の乗り越え方を身に付けることができないため、再び同じような場面が訪れても対処することはできません。
最悪な場合、壁から逃げれば逃げるほど、壁はますます高くなってしまいます。
例えば、受験がそうです。
今、勉強から逃げれば、後になって勉強を頑張ろうと思っても志望校はどんどん遠ざかっていきます。
逃げれば逃げるほど、目標はどんどん遠のいていきます。
やらなければいけないことを後回しにすればするほど、手に入れたいものが離れていきます。
むしろ、手に入れたいものが離れていくというより、あなた自身から目標から距離をとっていきます。
また、人間関係も同じですね。
例えば、仲間とトラブルが起こったときに、仲間から逃げてしまえば仲間との修復は難しくなります。
さらに、仲間とのトラブルを違う仲間と共有すれば、ますます修復は難しくなります。
当事者同士だけの問題を、中立でない第三者が入ってしまえば、もっと関係はぎくしゃくしていきます。
トラブルを起こしてしまった仲間と直接向き合おうとせず、トラブルが起きた原因を相手のせいだけにして逃げてしまえば、気持ちは楽になります。
しかし、根本的な解決にはなっていないため、仲間とのトラブルの解決方法を学ぶことができないまま終わってしまいます。
仲間と直接向き合う勇気が必要です。
もちろん、第三者に間に入ってもらうことも必要ですが、第三者が中立な立場にいる場合だけです。
基本は、当人同士です。
以上のことは環境が変化しようと、あなた自身が変わらない限り同じようなことが訪れます。
環境を変えようと思って別の場所に逃げたとしても、同じような結果しかおきません。
だって、あなたが変わらないから!
勉強から逃げている人が、新しい学校(高校)へ行ったとしても勉強嫌いは変わりません。
また、うまくいかない原因を相手のせいにして人間関係をうまく築けない人が、新しい人間関係を築いたとしても、ちょっとしたトラブルが起きれば簡単にばらばらになります。
どうやったら問題を解決することができのか?
それは、
あなた自身が変わる
しかありません。
相手や事象のせいにするのではなく、あなた自身の弱さに目を向け、壁の乗り越え方を身に付けるしかありません。
環境はあなた自身が作り出しています。
もし、居心地のよい環境を手に入れたいと思えば、あなた自身を変えよう。
それが、大切です。