みんなで力を合わせれば1人でできることより大きいことができるという言葉があります。
まさにその通りで一人で物事に取り組むより、仲間と協力してやれば、よりよいものが作り出せたり、作業時間が短縮できたりします。
なぜから、仲間がいれば一人よりアイディアが多く出されたり、役割分担をして作業に取り組めたりできるからです。
しかし、みんなでやれば一人でできることより大きなことができるというのは、ある条件を満たさなければ、逆効果になります。
その条件とは一人一人が自立しているといことです。
例えば、誰かと一緒でないと動くことができない人がいます。
トイレに行くにしろ、教室を移動するにしろ、いつも誰かと一緒にいないと不安になってしまう人です。
そういう人や関係は、二人で一人のことしかできません。
つまり、二人でいて一人分のことしかできないということです。
そういう人が集まっても大きなことを成し遂げることができないことはすぐにわかりますね。
そして、さらに悪いことに、一人で動くことができない人が集まると、一人のときより力は下がります。
かけ算で考えてみましょう。
一人分の力がない人。
つまり、0.5の力がない人が集まったとします。
0.5×0.5×05…。0.5人前の人が集まるとどんどん力は下がっていきます。
かけ算だからと思うかもしれませんが、実際にそうなるのです。
無駄なおしゃべりをしたり、マイナスなこといって士気を下げます。
そもそも一人でできないのだから、0.5人前の人がいくら集まろうと路頭に迷うだけです。
集団で大切な人は、何が何でもやってやるという覚悟がある人。
つまり、責任を取ることができる人です。
誰も責任を取ろうとしない限りうまくいく訳がありません。
しかし、人一倍頑張る人の集団はどうでしょうか。
一人で二人分の働きができる人。
つまり、自分のことだけでなく、周りの人のことまで気遣うことができる人がいれば、その集団は、間違いなく大きな力を手に入れることができます。
その人の力を2としましょう。
その人が複数人いれば、2×2×2・・・と一人では到底無理な大きな力を手に入れられることが明らかでしょう。
みんなで力を合わせれば1人でできることより大きいことができるというのは、何が何でもやってやろうと責任をとることができる自立した人が集まってこそ意味を成す言葉です。
まずは、あなた一人でやってみようと決意し、合同してみましょう。
そういう人の周りにはあなたを応援してくれる人が集まってきます。
そして、あなたと同じ志をもった仲間も必ずいることでしょう。
まずはあなたが動く。大切にしたいそとですね。