依存と聞いてあなたは何を思い浮かべるでしょうか。
きっと、スマホ依存やゲーム依存など、よくないことをイメージするのではないでしょうか。
依存は人間の足を引っ張るものだと考えている人は多いと思います。
しかし、依存することを上手に活用することができれば、目標を達成させることができます。
なぜなら、依存(快楽)するときに流れる脳内物質と目標達成したときに流れる脳内物質は同じだからです。
その脳内物質をドーパミンと言います。
ドーパミンがあるから、人間は他の動物と違い大きく成長することができました。
だから、依存(快楽)は人間の足を引っ張るものではなく、上手に活用すれば長期的な目標を達成するための最も重要な感情になるのです。
しかし、かなり強力な感情であるため、一つ間違えれば取り返しがつかない状態になってしまいます。
ドーパミンが流れるときは、目標が達成したときの他に、楽しいとき、他人に褒められたとき、新しい行動を始めようとするとき、好奇心が働いているときなどです。
だから、買い物依存やSNS依存など、好奇心で何かを始め、それが楽しいと感じたときは誰でも依存症になる可能性があります。
では、どうしたらドーパミンを上手に活用することができるのでしょうか。
よく目標を達成している人に話を聞くと、「楽しいから」「毎日やっているから苦にならない」と言います。
それは、努力とご褒美(ドーパミン)の習慣化ができているからです。
努力と成功体験(ドーパミン)の習慣化ができれば、目標を達成することが依存となり夢を叶えることができます。
だから、目標を設定して努力することの継続に力を注ぐべきです。
そして、努力とご褒美の習慣化にはコツがあります。
それは、
簡単な作業から行う
達成可能なぎりぎりの目標設定をする
です。
一つ目の「簡単な作業から行う」とは、前日の夜か当日の朝に「やることリスト」を作ります。
そして、「やることリスト」を簡単なものから順に並べ替えます。
すると、朝から小さな成功体験を味わえ、次へのモチベーションを生み出します。
そして、目標達成が繰り返されます。
朝一で難しい作業を行ってしまうと、成功体験が得られません。
そのため、ドーパミンが流れず、次へのモチベーションがなかなか上がりません。
できるだけ簡単なものから手をつけることをおすすめします。
二つ目は、「達成可能なぎりぎりの目標設定をする」ことです。
人間は、できるとわかっていることにチャレンジしても、喜びを感じることはありません。
1+1=?あなたたちの中で、この問題を解くことができて嬉しいと感じる人はいるでしょうか。
きっと、いないはずです。
それは、できるとわかっているからです。
できるかどうかわからないぎりぎりのところに目標設定を置き、その目標を達成する。
その瞬間に、大量のドーパミンが流れます。
届くか届かないかわからないところに目標を達成しましょう。
目標設定も慣れが大切ということですね。